リタイアして今まで続けていて良かったと思うものがある。
毎日の弁当づくりである。
弁当はリタイアしてずっと家にいることで起こる揉め事を軽減してくれるのだ。
習慣化した弁当づくり
もう随分前のことなのではっきりしたことは忘れてしまったが、ある朝、遊び半分で弁当をつくってみた。
意外と上手にできたので次の日も朝5時半に起きてつくってみた。やり始めると朝のリズムを作るのに役立つことがわかり3週間ほど続けた結果これが習慣になった。
21日間継続した事は習慣化する、という「インキュベートの法則」の通りである。
この習慣は退職した今も続いている。
起床時間こそ5時半から6時に変わったが、まずはガスコンロに鉄瓶をかけてお湯を沸かす準備。
冬の時期であればストーブに火をつけて天板に鉄瓶を乗せる。
そのあとに米を研いで炊飯器にかける。筍や栗の季節であれば炊き込みにしたりもする。
スーパーでお買い得の桜エビやタコが見つかればこれらも米と一緒に炊けば弁当に彩りを添えることができる。
この二つの準備が終わったら次は「おかず」の用意である。
僕がつくる弁当は基本、毎日がほぼ同じ内容だが飽きることはない。
焼き鮭を基本に鳥のささみの塩麹漬けを焼いたものにソーセージや場合によってはホタテの焼き物、出汁入りの厚焼き卵は卵専用に購入したturkのフライパンで作る。
弁当は私が作っている
野菜だけは僕より少し遅れて起きてくる妻の担当。
担当と言ってもブロッコリーやキャベツを電子レンジでチンしてミニトマトを洗って添えるだけ。
それでも弁当箱に食材を詰めるのは妻なので「弁当は私がつくっている」と主張している。しかし実際の彼女の弁当づくりへの貢献度は全体の20%程度だ。
ただしこのことは決して言葉に出さないようにしている。それはどんなことがあっても言ってはいけないことだとわかっているからだ(汗)。
弁当はストレス軽減のツール
この弁当のおかげで、我が家の「お昼は何?」が原因の”夫が退職した後の妻へ与えるストレス”は軽減できている(と思う)。
弁当は偉大なのだ。