隔年結果性という言葉をご存知だろうか?
一年おきに豊作と不作を繰り返すという現象。
果物に多く見られる現象だ。
それも地域全体で起こるらしい。
不作の年はどこの場所でも不作になり、豊作の年はその地域の果物が豊作になるという。
とても不思議な現象だ。
今年、みかんの実は4個
昨年(2020年)、庭のみかんの樹には数え切れないほどの実がなった。
今年はどうか?
前の年の結実が嘘のように今年みかんが実をつけたのはたったの4個。
しかも、味をみようとしたが時すでに遅く、全て野鳥に盗られてしまった。
なんたることか。
2021年は豊作「成り年」。小粒だが数え切れないほど実をつけた。
今年、2021年は一転 不作に。昨年の剪定の影響かと思ったが、それだけでは無い様だ。
どうしてなのか?昨年の剪定が影響しているのか?
切りすぎたか?
時期が悪かったのか?
色々な疑問が浮かんでくる。
調べてみると、やはり剪定が影響しているようだ。
闇雲に枝を全体の3割ほど昨年末の12月に剪定した
調べてみると、みかんの樹の剪定は「弱剪定が基本」で結実前の2月か3月に全体の1~2割が適当だとあった。
多分これが原因ではないかと思った。
だが、それ以上に気になる記述を見つけた。
「隔年結果性」だ
ある果樹は豊作の年と不作の年が交互にやってくるという。
その果樹にはみかんも含まれている。
この影響も大きいのだろう。
しかし、この「隔年結果性」は樹の個体でのメカニズムは説明されているが、広い範囲で同調が起きる現象については解明されていないという。
確かに、豊作の「成り年」と不作の「不成り年」は近所の家のみかんでも同時期に起きてる。
気候やその他の要因では説明できない不思議な現象だという。
それで気づいたのだが、妻の機嫌が1週間ごとに変わるのも何か関係があるのだろうか?
隔週結果性?
あるわけないか。
何れにしても、来年はまた豊作になることを期待しよう。
隔年結果性
気象災害・管理不良などを契機として多くの果実を着ける表年(on year)とほとんど着けない裏年(off year)が繰り返されることを隔年結果という。樹体条件が翌年の開花結実に影響を及ぼす永年生作物の果樹で広くみられる生理現象であり、カンキツ・リンゴ・カキ・クリなどで特に多く発生する傾向がある。これらの樹種でも、樹体栄養・結実特性などで隔年結果性に品種間差がみられ、樹体内における栄養成長と生殖成長の不均衡が根底にあると推測される。
出典:農研機構 農業技術事典より抜粋