【バジルとシソ】タネから育ててみた

バジルとシソを種から育ててみた

種から育てたバジルとシソが、今は地植えの状態で大量の葉を茂らせている。

野菜は苗からと思っていたが、種からでも充分に育てられることがわかった。

ただ、料理の使い道に迷っている間に、すごい勢いで成長してしまったので、野菜を育てるときは何に使うのか、事前に考えておくべきだと思う。

料理の知識と野菜づくり

バジルは何の目的もなく植えていたが、途中でジェノベーゼソースを作ろうと思いたちフードプロセッサーを急遽購入した。

イタリアンレストランのマスターにソース作りのコツを教えてもらったのがきっかけだった。

収穫したらとにかく変色を防ぐため、低温を維持したままにするのが基本だという。

フードプロセッサーもできれば作業の数時間前から冷蔵庫で冷やしておくべきだと教えられた。

肝心のフードプロセッサーが無いことに気づきネットで注文したのだが、結局いまだ未使用ままだ。

冷蔵庫でそのまま冷やせるように小型のものを注文したが、無駄になってしまった。
ただ、他の料理には使えるだろう。

やはり作るものを決めてから野菜は植えるべきである。

料理の知識もないと野菜づくりができないと気づいた。

ただ、シソについては特に用途は考えていなかったがこの季節、素麺の薬味に使ったりするので自然と消費できている。

ただ量が半端ないのでどうしたものか。

ポットの苗は種から育てたもの。マルチの手前がバジル、後ろにシソを植えた。

シソと大葉は違うもの?

ちなみに、シソと大葉はどう違うのか、あるいは同じものなのか。

スーパーに行くと大葉という呼び名でショーケースに並んでいるが、シソはどこを探しても見つからない。

どうしてか? 

答えは、シソも大葉も同じものだからである。

食材として呼ぶときは「大葉」、植物の名前として呼ぶときは「シソ」と呼ぶのだそうだ。

ちょうど妻が普段、僕のことを「ジジイ」と呼び、何か欲しいものがあるときは「○○ちゃん」と呼ぶのと同じである(違うとは思うが・・・)。

何れにしてもこの二つの野菜は、今も大量に茂っているので、何かまとまった料理に使おうと思う。

摘芯(摘心)

一般的に植物は茎の一番先端を優先的に成長させる性質を持っていて、何もしないと先端ばかりが成長してその下の部分は成長せず頭でっかちの植物になるそうだ。

この現象を頂芽優勢(ちょうがゆうせい)といい頂点より下は成長せず茎の頂点のみ花が咲く、人間社会も同じだと思うのは考えすぎだろうか。

これを防止するのが摘芯(摘心)という作業で茎の先端をカットすることでその下の脇芽の成長を促し、植物全体を強くすることができる。

しつこいようだが、人間社会もトップだけが頑張っていてはダメで、下位の者が成長することで国や会社が強くなるということだろうか。

話を植物に戻すと、この摘芯(摘心)はピンチ、芯止めとも表現され切った部分から脇芽が2つできるので、一つが二つにさらに二つが四つに倍々で増やすことができ丈がしっかりした苗を作ることができる。

摘芯をすることでたくさんの花や葉(ハーブ)、実を収穫することができる様になるので、その野菜向きの摘芯の方法を事前に調べておくのも良いだろう。

バジルの基本情報

英名・学名:Basil・Ocimum basilicum.
科 名 :シソ科
原産地 :熱帯アジア
樹 高 :20cm~60cm
収穫期 :6月下旬~10月中旬
耐寒性 :弱い
耐暑性 :強い
特性・用途 :カロテンやビタミンEのほか、ミネラル分も豊富。イタリア料理には欠かせない食材。
適正PH:6~6.5の弱酸性
コンパニオンプランツ:トマト、トウモロコシ、トウガラシ

シソの基本情報

英名・学名:Shiso・Perilla frutescens var. crispa
科 名 :シソ科
原産地 :中国、インド、東南アジア
流通名 :大葉
樹 高 :70cm~80cm
耐寒性 :弱い
耐暑性 :強い