今年はうまくいった水ナスの栽培

水ナスは水やりが肝心

ナスの栽培は以前にもトライしたことがあった。

たそのときは ”花が咲いたがすぐに落ちる”、”実ががついたが充分な大きさに育たない”、
”実が割れる”といった障害で満足な収穫ができなかった。

ところが、今年の水ナスは立派に実を付け、漬物や焼きなすに姿を変え食卓を賑やかにしてくれている。

以前と違うのは手入れの度合いだ。

今年は2本の苗を丁寧に植え付けた。

土も畝を作りPHもナスの理想とされる弱酸性の6~6.8に苦土石灰で調整した。

そして一番の変化は、水やりだ。

植え付けは教科書通りポット苗と植穴に十分水を含ませ、植え付けから2週間は毎日早朝に水やりをした。

菜園にある水ナスの樹はたった2本だが、ほぼ毎日収穫できる大きさのナスを提供してくれている。

日に、2~3個だが2人暮らしの我が家には十分な量だ。

ナスを少し多めのごま油で両面に焦げ目がつくまで炒め、生姜とネギに醤油を合わせたタレをかけるだけで立派な料理になる。

 

 

ナスの基本情報

英名・学名: eggplant・solanum melongena
形 態 :多年草(日本では一年草扱い)
原産地 :インド東部
樹 高 :80cm~100cm
収穫期 :6月下旬~9月
耐寒性 :弱い
耐暑性 :強い
特性・用途 :長期収穫が可能
適正PH:6~6.8の弱酸性
コンパニオンプランツ:ネギ、バジル、シソ、パセリ、エダマメ、レタス、マリーゴールド

ナスの栽培のポイント

1.連作障害に気をつける
ナスは同じ場所で栽培をすると成長が鈍り病気にかかりやすくなる。
土壌障害が発生しやすくなるためだ。

土には病原菌や良性の最近が住んでいるがナスなどの同じ種類の作物を作り続けると良い菌が減り、病原菌が増えてくる。さらに土の中の養分であるホウ素 鉄 マンガンが不足してしまう。
3~5年は同じ場所での栽培は避けたほうが良い。

2.風通しの良い環境で育てる
ナスは、風邪等しの良い場所を好む。

3.光を十分に与える
ナスは、光を好む。樹全体に注ぐ光のほか、大きな葉で日陰ができないよう不要な枝や葉は適宜取り除いて樹の中心まで光が届くようにする。

4.水やりをきちんとする
一番大切なのが、水やり。
ナスはとても水を好む作物なので、特に植え付けの直後は毎日の水やりを忘れずに行う。

それ以降についても十分に水を与えることが肝心だ、収穫時期には大量の水を欲するのでこまめな水やりを忘れてはいけない。水やりは朝、もしくは夕方が望ましい。

⒌その他の注意点
ナスの収穫を終えた土地に作物を植える場合、ナスやナス科の作物は避け(連作障害防止)
ナス栽培後の土と相性の良いのはホウレンソウ、キャベツ、ブロッコリーを植えたい。