前回紹介したのは2020年の作業。
それから随分時間が経ち2021年に。
別にサボっていたわけではなく、他の作業に時間を取られたのが原因と言い訳をしておきます。
4月から作業再開、いよいよ外装張りと屋根のコロニアル作業。
そして、なんと2022年に入り、内装壁の作業に入りました。
これでやっと、完成が見えてきたように思います。
2021年4月 外装を大和張りにする
大和張りとは板の張り方の一種で板を一枚おきにずらして少し重ねて張る方法。
仕上がりは規則的な凸凹形状になる形状で、母屋の外壁と同じになります
大和張りに選んだ材料は幅90mm、厚み15mmの米松。
防水シートの上から止めた杉材の”抜き”にこれを交互に貼っていきます。
前回は釘打ちで固定しましたが今回は3.3x38mmのビス打ちに変えました。
釘打ちは思いの外、音が出るものです。
騒音で近所迷惑になると考えたのと、板材の割れを防ぐために木ネジ留めに変更です。
先にドリルで4mmの穴をあけてから木ネジを電動ドライバーで留めます。
電動ドライバーは2台あるととても便利に使えます。
都度、ビットの交換が必要ないので、穴あけとビス止め作業を手際よく進めることができるのです。
大和張りでは下の板材と上の板材が5mmほどラップするため上板を張る前に下材にキシラデコールで塗装をしました。
板材が経年で収縮した場合に下地の無塗装の部分が出ないようにするためです。
先に下になる板材に事前に塗装をします。
上板を取り付け大和張りができたところで仕上げの塗装です。
2021年5月 屋根にコロニアルスレートを貼る
屋根には防水用のアスファルトシートを貼っていたのでの多少の雨は問題ありませんでしたが、これからやってくる梅雨に備えてコロニアルを取付けました。
コロニアルは屋根面積を拡大したため不足分をホームセンターから調達が必要でした。
流用した部材は25年も前のものでしたが、幸い現在でも同じ種類のコロニアルを手にいれることができました。
いつになっても同じものが手に入ることは非常にありがたい。
色々なものが日々進化する現在、旧タイプとの互換性は忘れてはいけないことだと常々思います
旧のシェッドに使っていたコロニアルは経年劣化で色が褪せていました。
そこで屋根用塗料の出番です。
その年の5月は日差しが強く作業が大変でしたが、乾燥には都合の良い季節でした。
2021年12月 フレンチドアをつくる
庭道具を収納するためのスペースはシェッドの全面積の約半分、道具がすぐに取り出せるように開口部を広くとり観音開きにしました
扉の裏側には棚を作りつけ、肥料や普段使いの道具を収納できるようにします。
ドアは観音開きのフレンチドアです。
ワンポイント
フレンチドアの由来は多々あるようですが、元々は冷蔵庫の両開きドアをフレンチドアと呼ぶそうです。ただこの表現は英語でもフランス語でもなく、おそらくはこのタイプの冷蔵庫を作ったのがフランス人だったからだという説があります。ちなみにこのタイプの冷蔵庫のことは
英語ではside-by-side fridge / double-door fridge
フランス語ではfrigo americaine / refrigerateur americaine と言います。
シェッドの北側に設けたフレンチドアの外観
フレンチドアの内側、ドアの内側が棚になるよう改造予定。
2022年2月 内装壁を貼る
とうとう移設を開始してから3年目に入ってしまいました。
ただゆっくりですが少しづつ形になってきています。
内装に150mm幅の杉板を縦張りに。
仕上げは白に塗装の予定です。
完成まであと一息です。
入り口ドアから入った左側の壁にはニッチ棚をつくった
窓の下にテーブルを作り付けにする予定。
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