家庭菜園をやりたいが最初に何を作ったらいいか迷いますよね。
初めて野菜を作るときは育てやすい野菜から始めるのが良いと思います。
僕が勧める育て易い野菜は ナス と シシトウ です。
毎年育てていますが、失敗することがありません。
さらに、弁当のおかずとしてとても重宝しています。
育てやすいのは水ナスとシシトウ
水ナスとししとうを育てるのにあまり広い場所は必要ありません。
畳1~2畳ほどの場所があれば充分です。
僕は野菜づくりに関しては全くの素人ですが、この二つの野菜は毎年充分な収穫ができています。
それでは、この二つの野菜について育て方を説明していきます。
水ナスの育て方
水ナスは簡単に栽培できると言いましたが、実は最初に栽培した2000年にはあまりうまく育てることができませんでした。
土づくりを気にかけていなかったこともありますが、一番の理由は、水やりだったと思います。
翌年は、教科書通りに土と水を管理したことで、ほぼ毎日収穫することができました。
土は、PHがナスの理想とされる弱酸性の6~6.8になるよう苦土石灰で調整しました。
植え付けはホームセンターで購入したポット苗と植え付け用の穴に充分に水を含ませてから行いました。
植え付けから2週間程度は毎朝たっぷりと水を与えました。
この手間を惜しむと失敗するような気がします。
それから、土は畝を作りマルチで覆っておくと土の温度を保つのと草取りの手間が省けます。
ナスの基本情報と育て方のポイントは2021年の記事に記載していますので、下記を参照してください。
シシトウの育て方
シシトウはタネから育苗することもできますが、ホームセンター等で苗を購入するのが簡単で良いでしょう。
植え付けは4月から6月。
収穫は6月下旬から10月中旬まで長い期間楽しめます。
シシトウは病害虫に強い丈夫な野菜です。
シシトウにはいくつか種類がありますがホームセンターでシシトウと表示してあるものならばどれも育てやすいでしょう。
中には実が大きい「伏見甘長」や「満願寺トウガラシ」もシシトウの仲間とされることがありますが、僕は、シシトウとは別物だと思っています。
僕はシシトウの隣で万願寺トウガラシを栽培していますが、実が大きくシシトウとは別の料理方法があるので、重宝しています。
調理法はまた別の機会に紹介します。
植え付け後は整枝(せいし)で仕立てます。
一番最初に咲いた花のすぐ下から出る枝を残しそれ以外のわき芽は摘み取ります。
何もしないと枝が込み入って風通しが悪くなります。
なお、葉が地面についた場合は切り取ってください。
病気の原因になります。
実の大きさが5~7cmほどになったら収穫してください。
収穫が滞ると株が疲れてしまいます。
どんどん摘んでください。
続けてたくさん収穫できます。
シシトウの基本情報と育て方のポイントは2021年の記事に記載していますので、下記を参照してください。
施肥と水やり
水ナスとシシトウの栽培で気をつけることは、施肥と水やりです。
肥料は2週間に一度程度、一株につき化成肥料20~30gほどを追肥してください。
施肥の場所は株元ではなく根が張っている株周りですので間違えないようにしてください。
水やりは朝夕2回たっぷりと与えるのがポイントです。
最初の年に水ナスで失敗したのがこの水やりです。水ナスやシシトウは乾燥に弱く朝夕の水やりは必須です。
水ナスは名前の通り水を好みます。
シシトウは水分不足で辛くなる場合があるので、食卓で「当たり」を引きたくなかったら忘れずに水やりをしてください。
水ナスとシシトウは弁当のおかずに最適
僕が水ナスとシシトウを栽培している一番の理由は
弁当のおかずになるからです。
水ナスの甘炒め
水ナスは輪切りにして片栗粉をまぶしてから油で炒め、みりん、醤油、砂糖(オリゴ糖)を絡めた水ナスの甘炒ができます。
水ナスのサラダ
弁当のおかずではありませんが、水ナスは生でサラダにもなります。
水ナスを冷蔵庫で充分に冷やしてから、縦長にきり、ミョウガ、シソを刻んだものを加え、ワインビネガー、オリーブオイルをかければ立派なサラダになります。
洋がらしをつけて頂きます。
シシトウの炒め物
シシトウは油で炒めて、胡椒と塩で味付けするか、醤油で味付けするふた通りのやり方ができます。
いずれもこの季節の我が家の弁当の定番おかずになっています。
まとめ
どうですか、水ナスとシシトウは簡単でしょう。
繰り返しになりますが肝心なのは水やりです。
この二つの野菜は水が大好きなので忘れずに水やりをしてください。
そうすることでかなり長い期間、水ナスとシシトウを弁当や食卓で楽しむことができます。
えっ、毎日食べていたら飽きるって?
それは我慢してください。
産地直送の超新鮮野菜が食べられるのですから。