定年・リタイアを目前にして、昼食をどうしようか?と心配している人は多いはずです。
この記事では、これを解決するための「弁当づくり」を提案します。
「弁当づくり」がおすすめな理由もあわせて紹介します。
昼食用の「弁当づくり」を習慣にしてください。
安心して定年・リタイア後を過ごすことができるでしょう。
朝食と夕食の間に昼食が追加に!一日3食を作るのは大変だ。
現役時代、昼食は営業職なら外食、内勤の方ならテイクアウトや社員食堂で済ますことができたのが、3食とも家での食事に変わります。
外食や、デリバリーも選択肢のひとつですが、定年・リタイア後は無職の身、食事にあまりお金を使うことはできません。
当然、一日の食事は内食で、となります。
主婦で一日中家にいた奥様は、今まで適当に済ませていた昼食時間が、定年親父の「お昼は何?」で悩ませれることになります。
家に居るだけで煙たいのに、お昼の心配までしなければならなくなった奥様のストレスはマックスに達っします。
それを、解決する唯一の方法は弁当を作ることです。
昼食を楽にする方法
昼食の手間を省く方法は、「弁当づくり」以外にもあります。
しかし、それらは定年後の生活を考えるとあまり正しい方法とは言えません。
①デリバリー(出前)を頼む。
②コンビニやスーパーの弁当を購入する。
③前の晩の残りを昼食に充てる。
④都度、昼食を作る。
①と②は確かに楽ではあるのですが、費用が思いの外、かかります。
出前は仮に馴染みのお店があったとしても、それなりの金額が必要です。
コンビニやスーパーで弁当を買うことも、毎日できるわけではありません。
安くても、500円くらいはします。
③については、前の晩の残り物は朝に消費し切っているでしょう。
④については、例え、料理を趣味にしていたとしても、致命的に面倒ではないでしょうか。
定年親父が奥様に向かって「飯作れ(作ってください←僕の場合)」と言おうものなら、家庭が地獄のような修羅場になることは疑う余地がありません。
というわけで、昼食の手間を省くには弁当をつくることが、一番の方法だと思います。
「弁当づくり」は手間を省くだけでなく、色々なメリットがある
弁当を作ることは、毎日の昼食の手間が省けるだけでなく、色々なメリットがあります。
そのメリットとは次の6つです。
弁当を作ることで
①『今日のお昼は何?』が原因の妻のストレスがなくなる。
②朝一番に、一日のリズムを整えることができる。
③食費が節約できる。
④好きなものが食べられる。
⑤食べ過ぎを防止できる。
⑥安全な食品を摂ることができる。
①「今日のお昼は何?」が原因の妻のストレスがなくなる。
今まで悩まなくてもよかった昼食のメニュー。
自分一人なら朝食の残りや簡単なもので済ませられたのが、定年おやじに「今日のお昼は何?」と言われるだけでストレスが溜まります。
場合によっては「夫源病」の原因にもなりかねない。
弁当を用意することで妻のストレスはなくなります。
さらに、定年おやじが別の居場所を持って居る場合には、お昼だからと妻のテリトリーに戻ってくることもなくなります。
②朝一番に、一日のリズムを整えることができる。
朝一番で弁当の準備をすることが習慣になると、朝のリズムができます。
米を研ぎ、炊飯器にかける。
弁当に入れるおかずの準備をしているうちに、眠かった頭も冴えてきます。
弁当づくりは朝のリズムづくりにちょうどいいのです。
卵を茹でたり、焼き物をしたりしている間に、ストレッチや軽い運動もできます。
一日の始まりにぴったりな習慣ができます。
③食費が節約できる。
おおよそですが、弁当一食の材料費は300円程度で抑えることができます。
もちろん、豪華な食材を使えば単価も上がりますが、一般的なグレードのものを作ろうと思えばこのくらいの値段で抑えられます。
家庭菜園があればさらに新鮮、かつ低予算で美味しい弁当を作ることができます。
無農薬でつくる家庭菜園の野菜は弁当づくりの強い味方。
④好きなものが食べられる。
自分で作る弁当のメリットで、好きな食材を入れることができます。
出来合いの弁当では100%自分が食べたいものでないことがあります。
栄養バランスの面では好きなものだけというのも問題はありますが、食材を自分の好みに合わせて選べるというのは手作り弁当の最大の魅力です。
⑤食べ過ぎを防止できる。
手作り弁当は、中身の量を自分で決められます。
体調に合わせて、ご飯やおかずの量を調整できます。
自己管理が必要ですが、徐々に食べる量を減らす なんてことも簡単にできます。
健康管理のためにも弁当づくりは有効な方法です。
⑥安全な食品を摂ることができる。
これも重要なことですが、弁当を自分でつくるということは、食材の管理ができるということです。
弁当に入れる食材は最低限、出来合いのものに比べて細かく選択、確認することができます。
家庭菜園の野菜を育てているのなら、無農薬野菜を食材に使うことができます。
一食300円ほどで豪華な弁当が作れる
実際に弁当を作るのにはどれくらい費用がかかるのかを計算してみました。
結果はグレードにより異なりますが、160円から300円に収まっています。
特別な具材を使わない限り節約には効果的なことがわかりました。
<ちょっとリッチな弁当>
ホタテの炊き込み飯
焼きちくわ
ササミの塩麹の焼き物
ソーセージ
牛の焼き肉
厚焼き卵(ササミの下)
ミニトマト
キャベツの塩茹
食材合計金額:約240円 注)光熱費や調味料の費用は含まない。
<もっとも具材を節約した弁当>
白米
焼きちくわ
ゆで卵
ミニトマト
酢漬けの梅(自家製)
食材合計金額:約160円 注)光熱費や調味料の費用は含まない。
まとめ
「弁当づくり」にはメリットが多いことを説明してきましたが、僕は現役時代も含めて約7年間、つくり続けてきました。
今も原則、日曜日を除き、週6日は弁当をつくっています(現役時代は週5日)。
朝起きて最初にするのが弁当と朝食の準備(弁当≒朝食)。
習慣になると1日のペース作りに欠かせないものになります。
毎日、同じような内容になりがちですが、弁当なしの生活は考えられません。
あまり凝ったものは必要ありません。
メリットばかりで、デメリットは見当たりません。
あなたも、明日から弁当作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。