2019年の３月、昔からの夢だったグライダー操縦のためニュージーランドを訪ねた。
２日間の操縦訓練である。
インターネットで短期の訓練を受け付けているクラブを見つけメールで問い合わせたところ受け入れてくれるという。
ニュージーランドの南島にあるオマラマのグライダークラブである。
学生時代、愛好家が集まるグライダークラブに入会する機会があったが、その時は貧乏学生（今も貧乏だが・・）であったのと優柔不断の性格（今も変わらないが・・）のためにその機会を逃していた。
それから数十年、何気なくネットを見ていた時に見つけたオマラマのグライダークラブ、Glide・Omaramaのホームページに昔の記憶が蘇ってきた。これを逃したら絶対にチャンスはないと悟った。
Glide・Omaramaは最寄りのクイーンズタウンからは車で約２時間ほどのところにあった。
日本からはニュージーランドエアーの直航便でオークランドに入り国内線を経由してクイーンズタウンに行き、そこからオマラマでまではレンタカーを利用する事に決め、国際免許を取得して渡航を準備した。
出発の一週間前、優柔不断な僕の背中を押してオマラマ行きを勧めてくれた妻が「グライダーに乗るんだったら、サングラス準備したら」と言って渡してくれたのがレイバンのサングラスだ。
このサングラス、フライトの訓練で重宝したのは言うまでもないが、「やらないで後悔するより、やって後悔したほうが良い」の言葉とともに僕の大切な記念の品になっている。
妻に感謝である。
”いつも旅 気がつけばいつも旅をしていた” より
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