定年後に何をしていいかわからない。
「趣味を持とう」と言われても今から何をすれば良いのかわからない人も多いはず。
この記事では、偶然出会ったカメラ小僧ならぬ、カメラ爺の話を紹介。
趣味を見つける参考になるかも(ならないかも)。
その趣味とは?
野鳥撮影だ。
バードウオッチングを兼ねた写真愛好家の趣味。
初期投資は少々かかりそうだが、機材を準備できればあとは被写体を探すだけ。
年齢に関係なく取り組むことができそうなのも魅力だ。
とりわけ、野鳥の撮影は奥が深く、鳥の種類を調べたりして知識が増え、好奇心も満たされるという。
知的な趣味といえそうだ。
ウオーキング中に出会った鳥(撮り)愛好家の皆さん
カメラ爺に出会ったのは全くの偶然。
いつも、ウォーキングで歩いている堤防沿いに駐車する車が増えてきた。
最初は数台だった車が徐々に増えてきた。
堤防の上には高級そうな巨大望遠レンズを付けたカメラが並んでいる。
何かを撮ろうと狙っている。
ある日のこと、どうしても気になるので、ウオーキングで通りかかった際に妻がそのうちの一人に声をかけてみた。
「何を撮影しているんですか?」の問いに返ってきたのは
「鳥、渡り鳥だよ。人面魚みたいな顔をした鳥だよ」
「人面魚?」
さらに、「この時間は、なかなか姿をみせないから3時過ぎ位なら見られるよ、お嬢ちゃん。」
おまけに上着は薄いピンクのボーダーシャツ。
決してその方は嫌味で言ったのではないと思うが、「お嬢ちゃん」とは、完全な勘違い。
妻は60をとうに過ぎている!
ただ、そう言われた妻はことのほか、上機嫌。
しばらく妻の機嫌が続くといいのだが・・・。
その人は僕らが興味を持ったことに気を良くしたのか、車から写真を持ってきた。
「この鳥だよ」
写真は確かにフクロウのような鳥がネズミをくわえている写真。
その鳥はコミミズクだという。
渡り鳥で、この季節だけ現れるのでとても珍しいのだそうだ。
堤防を降りた先は河川沿いのゴルフ場が廃業して今は草むらになっている。
ネズミの繁殖に好都合なのだろう。
そして、やってきたのがコミミズク。
声をかけたカメラ爺さんからいただいたコミミズクの写真。
以前に撮ったもののようだが 「写真やるよ、持って行っていいよ」と嬉しそうに渡された一枚だ。ちょうどネズミを捕食した瞬間を撮影したものだ。
野鳥撮影は高尚な趣味らしい
野鳥撮影を趣味にするってどうだろうかと調べてみた。
なかなか高尚な趣味に位置付けられているらしい。
カメラ機材の調達が必要だが、年齢はあまり関係ないようだ。
実際、見かけた人たちの年齢は皆さん高齢者。
同好のクラブもあるらしいので同じ趣味を持つ仲間もできそうだ。
ウオーキング中に声をかけた人も野鳥クラブの刺繍が入った帽子をかぶっていた。
野鳥を求めて、いろいろな場所へ出かけるそうだ。
まとめ
野鳥撮影は、年齢に関係なく、歳を重ねてからでも始められる趣味だと思う。
それにカメラと野鳥の知識が増えるのでワンランク上の趣味と言えそうだ。
今回は偶然見かけた人達から、趣味のヒントをもらった。
機材の購入に少しばかり費用が必要だが、道具さえ揃えればなんとか格好がつきそうだ。
定年後の趣味に迷ったら、候補の一つに加えてみたらどうだろうか?
それを見ているだけでいいよ。
補足 2023.01.30記
ネットを探すと、野鳥撮影の基本を解説したものを見つけたので参考までに紹介しておく。
下にコメント欄があります。
お気付きの点がありましたら、コメントをお願いします。
尚、記入した方のアドレス等の個人情報は表示されません。