パプリカはピーマンやシシトウに比べ、栽培が難しい野菜です。
理由は、植え付けから収穫までの期間が長いこと、約3倍の栽培期間が必要なようです。
今年、失敗を覚悟のうえでパプリカの苗をホームセンターで購入し、4本を庭に植えてみました。赤と黄色のパプリカです。
植え付けから、3ヶ月。なんとか実をつかたのですが、なかなか赤色や黄色に変わらない。仕方なく、まだ青い実を収穫して放置していたところ、日増しに色付き、いつもスーパーで見かけるパプリカと同じになりました。
発見です。
パプリカは、きちんと水やり、蒸れ防止、栄養さえ忘れなければ収穫できます。
この3つの条件を守ったところ、駄目元で植えたパプリカは、立派に実をつけることができました。
パプリカ栽培には3つの原則がある
パプリカ栽培で注意しなければならないのが、次の3つです。
①植え付けはタネからではなく、苗から
②パプリカは乾燥と蒸れを嫌う
③実をつけたら、定期的な追肥を忘れずに
①植え付けは苗からがいい
今年は、タネから育てることは諦めて、苗を購入しました。
栽培方法を調べてみると、やはりタネから育てるよりも、苗栽培が間違いないとあります。シシトウと満願寺唐辛子は今年は、タネからの栽培に挑戦してそこそこうまくいっていたのですが、パプリカはやはり難しそうです。
最初なので、定石どおり、苗から育てることにしました。
②パプリカは乾燥と蒸れを嫌う
パプリカは水を好む野菜です。
反面、蒸れを嫌います。
土の表面が乾いたら、水を与えます。枝がある程度育ったら、下の部分葉や枝を取り除いて風通しを良くしてあげましょう。
それと、葉が影を作って日当たりが悪くならないよう全体に光が当たるようにしましょう。日差しの確保も重要な栽培条件です。
③栽培期間が長い為、追肥は忘れずに
パプリカの収穫は、開花から60日程度経ってから。
同じナス科のピーマンや唐辛子類に比べて、約3倍はどの時間を必要とします。
その為、追肥は定期的に行います。
1個のパプリカを収穫するためにはピーマンの3から4倍の肥料が必要です。
収穫後は、美味しい料理が待っている
パプリカは赤色や黄色で料理のアクセントになります。
シシトウや満願寺唐辛子も料理の具材としては優れていますが、華やかさではパプリカにはかないません。
栽培期間が長く栽培が難しい反面できたときはとても嬉しいものです。
我が家では、パプリカと菜園で採れた、紫玉ねぎなどの野菜を使ったイタリアンサラダが定番料理になっています。
今まではスーパーでパプリカを購入していましたが、自家製が使えるようになって益々食卓に登場する機会が増えそうです。
パプリカの基本情報
形 態 一年草
苗 高 60cm~80cm
花 色 白色
耐寒性 弱
耐暑性 強
原産地 中・南アメリカ
開花期 6月~10月
特 性 連作障害が起きやすい
植付温度 22℃~30℃
まとめ
栽培が難しいからと敬遠してきたパプリカですが、今回、試してみる大切さを学びました。
野菜の栽培は失敗をすることで、学びを得ることができます。
今年のパプリカが良い例です。
ただ、年に一回しかできないのが野菜栽培の難点です。
なおさら、早いうちに失敗をして次の栽培に備えるのがいいのですね。
<備考>
パプリカは青いうちに収穫しても時間とともに色付きます。