こんにちは、オニマです。
以前、テストストロン の不足が男性更年期障害の原因になっているという記事を書きました (→ 意味なく怒りたくなったのは理由があった)。
このタイトルの通り、リタイアしたシニアの突然の怒りが社会問題になっているようです。
いわゆる「キレジジイ問題」です。
すぐにキレるのはアホの証
それにしても、突然キレるジジイが多いって聞くよね。
すぐにキレるジジイには特徴があります。
次の3つのアホが「キレるジジイ」ではないかと思います(あくまでも私見ですが)。
②現役時代のポジションを忘れられないアホ
③自分を叱る人がいないので、ますますつけあがる悲しいアホ
①自分の立場が上だと勘違いしているアホ
ジジイは、何故すぐにキレるのか。
特に昔、会社員でさらに役職者だったジジイ。
それは自分は相手に対して立場が上だと勘違いしているから。
定年前は部下に対して自分は上司。
だから自分の方が立場が上だ、自分の言うことは絶対なので、指示に従わないとすぐキレる。
定年してからも、例えば、電車に乗った場合、こっちは客で駅員よりも立場が上、
なので、少しでも気に入らないことがあれば駅員にくってかかる。
駅員がいうことを聞かなかったらブチ切れる。
アホである。
②現役時代のポジションを忘れられないアホ
自分の現役時代の役職が忘れられない人。
定年してもなお、部下がいるときの気持ちのままでいる人。
定年を祝う会(そんな人でも部下は定年のお祝いを開いてくれる。ただ定年を祝うのは部下からすれば、”あなたがいなくなってくれて、めでたい!” と言う意味なのだが・・・)
で、部下が言う「いつでもまた会社に遊びに来てくださいね」の言葉を真に受けてはいけません。
彼ら、彼女らは、あなたがいなくなって せいせい しているのです。
会社に行こうものなら「本当に、来たよ!」と笑われることに、すぐに気づくべきなのです。
ですから、現役時代のポジションなんてどうっていうことないんです。
③自分を叱る人がいないので、ますますつけあがる悲しいアホ
そんな人は、定年してからは現役時代よりもさらにワガママになります。
何故なら、定年すると今まで上にいた上司の上司がいなくなり、自分がトップになるためです(それは、勘違いなんですが・・・)。
注)定年後に家にいると配偶者がトップであることに気づき、さらに抑圧されてキレジジイになる場合もあります。
自分を叱る人がいないと、ますますわがままはエスカレートします。
ここで最悪の事例を紹介します。
定年したシニアの話ではありませんが、かつて関連会社の社長に本社からほぼ天下り状態で定年間近の人が異動して来たことがありました。
この社長、本社時代は組織のナンバー2の要職にいた人で、子会社の社長になった途端、上に誰もいなくなり、自分がナンバーワンになったのです。
このジジイが最悪でした。
あえてジジイと言わせて頂きます。
自分の立場を利用して部下を罵倒することは日常茶飯事、社員たちは早くこのジジイが定年するのを我慢して耐えていました。
何がひどいかと言うと、このジジイ、少しでも気に入らないことがあると社員を怒鳴りつける。
ある展示会では、自己紹介もなく関連会社の社員を捕まえていきなり怒鳴りつける。
(この関連会社の社員はこの爺さんが誰なのか知りません。)
その社員が、質問に対して適切に返答しているにもかかわらずです。
今はすでに社長の座を離れたそうですが、現役時代からこんな具合ですから定年後も想像できます。
きっと、どこかの駅で駅員の首でも絞めているんじゃないでしょうか。
いいや、そんなことないよ。
怒鳴られた関連会社の社員というのは僕のことだからね。
あの時 ”誰だよ、てめーは!” と何故言わなかったのか。
いまだに後悔しているよ。
シニアがキレるのはホルモンの関係だけではないようだ
以前、シニアが攻撃的な性格に変わるのは男性ホルモン ”テストストロン” の不足が原因で、男性更年期障害によるものだと紹介しました。
しかし、シニアがキレジジイになるのは、それだけではなく、精神的なことが関係しているようです。
❷リタイア後、実は寂しいので人の関心を引こうとしている。
そしてこれらが増えた原因はリタイア後の時間が延びたことが原因ではないかと思います。
❶キレるジジイは ”こんなはずではない” と迷っている
キレジジイには迷いがあります。
定年してもシニアは若いものには負けない、まだまだ自分は仕事ができると思っているのに、ある年齢で線を引かれてしまう。
社会のルールの問題で、実力とは無関係に能力を否定されてしまう。
シニアの気持ちの中には「こんなはずではない」と言う想いがあります。
それが反発した形となってキレジジイになるのだと思います。
❷リタイア後、実は寂しいので人の関心を引こうとする。
そして、定年後は現役時代と違い、他人はシニアを認めてはくれません。
「えっ、〇〇会社の役員さん!凄いね」と言われていたのに今はただの爺さん。
シニアは定年後でも、自分のことを認めて欲しいと思っています。
シニアは定年後、自分の居場所がなくなってしまい、心底寂しいのだと思います。
今までは黙っていても自分のいるべき場所があった、部下も上司も自分を認めてくれていたのが
ある歳を境に環境がガラッと、変わってしまう。
課長、部長、はたまた事業部長、役員から「おじいちゃん」、「おばあちゃん」になってしまいます。
そもそもリタイア後の期間が延びたことがキレジジイが増えた原因?
では、何故今、そんなキレジジイが増殖したのでしょうか。
定年・リタイア後の時間が延びたことがキレるジジイが増えた原因になっているのではないかと推察します。
ずっと以前は、定年後に残された時間はそれほど長くはなく、特に問題がなかったのが
人生100年時代(本当は嘘だと思いますが)と言われるほど定年後の時間が長くなってくると様子が変わりました。
シニアが、まだまだできると思っても、その希望を叶える機会は少なくなっています。
シニア自身は元気で、まだまだ体力も気力もあると思っているのに、それを発揮する環境が整っていません。
それがキレジジイが増えている理由かもしれません。
シニアの怒りは他人迷惑だからすぐにやめよう
何れにしても、ジジイがキレるのは周りの人からみたら迷惑そのものです。
ジジイの怒りは不愉快そのもの
キレジジイは自分の欲求が満たされればそれでいいかもしれませんが、周りの人にとってはたまったものではありません。
不愉快そのものです。
少し前、あるコンビニで、キレジジイが店員に大声で怒鳴っている場に居合わせたことがあります。
店員は、よくあることらしく、慣れた様子で、徹底して平謝りで対応していました。
容赦なく怒号を発する キレジジイ。
おもちゃを買ってもらえない子供がギャアギャア騒いでいるのと同じに見えました。
不愉快で迷惑な話です。
怒ったところで虚しいだけ、相手にして欲しければ可愛いジジイになろう
ジジイが怒ったところで、「そうですね、同感ですよ」と言う大人はまずいません。
ただただ、迷惑なのです。
せめて、ジジイになったら「おじいちゃん可愛い!」って言われるようになったほうがいいんじゃないでしょうか。
まとめ ジジイがキレるのは恥ずかしいことである
ジジイがキレるのは勝手だが、周りからみると、とても恥ずかしいことです。
キレジジイはもう少し、自分のキレが恥ずかしいことだと認識したほうがいいと思います。
関連会社の社長、コンビニの問題客
あなたたちは大人なのです。
大人以上の大人です。
若い人の見本でなければいけないのです。
可愛いいジジイになりましょう。