春らしさを味わうことができるふき味噌。
白飯にぴったりの一品だ。
作り方はとても簡単なので、是非この季節に試してみてはどうだろうか。
ほろ苦さでご飯を何杯でもお代わりできそうだ。
スーパーではあまり見かけないが、道の駅などではこの時期、比較的入手しやすいと思う。
ふき味噌の作り方
材 料
ふきの芽 … 10個程度(80g程度)
サラダ油などの植物油 … 大さじ1
味 噌 … 大さじ4
みりん … 大さじ2
砂 糖 … 小さじ1
作りかた
ふきの芽を細かく刻む。
※時間が経過すると、ふきは黒ずんでくるので手早く作業する必要がある。
そのため上記の調味料は事前に計量してブレンドして準備して置くのが良い。
刻んだふきの芽を、あらかじめ加熱して油をはっておいたフライパンに入れ1~2分十分に火が通るまで強火で炒り、ブレンドしておいた調味料と味噌を投入、ヘラで混ぜながら3~4分、火を弱めて水分を飛ばし、味見をして完成。
タッパーなどの保存容器に移し、温度が冷めたら冷蔵庫で2週間ほど保存可能だ。
庭のふきが食材に変わった
ふきは栽培用のものがスーパーや道の駅で購入することができるが、我が家の庭にも春になるとふきの芽が出てくる。
今では2月にふき味噌、5月にはふきの煮物が妻の十八番になった。
この時期になると妻はせっせと地面からわずかに姿をみせている芽を探して先端を切り取り、台所にこもる。
みかんの樹の下にいつの頃からかふきが芽を出すようになった。
しっかり見ないと芽が出ているのかどうなのかよくわからない。
ふき味噌には花が咲く前の蕾を使うので摘むタイミングがとても大切になる、毎日の観察は必須だ。
ふき味噌を作ったのは行きつけのレストランのマスターから「これ作ってみたので」と頂いたのがきっかけだった。
ふきが食材として食卓に上るようになって2年。
今まであることすら忘れていたふきが貴重な食材に変わった。
「ふきのとう」と「ふき」は同じ?
結論から言うと、「ふきのとう」と「ふき」は同じで違う。
うん?
ふきは一つの株から花と葉柄がそれぞれ時期が異なり別に生育する植物。
春になると花蕾が地面から顔をのぞかせる。
この花の部分が「ふきのとう」、この花が終わると葉が出てきて1mくらいに柄が成長する。
この葉柄が「ふき」。
「ふきのとう」が成長して「ふき」になるわけではない、「ふきのとう」と「ふき」は別のものだ
2月に「ふきのとう」、5月に「ふき」を食材として2度、使うことができる。