リタイア後も、休日を設定している。
世の中の休みに合わせて日曜日は完全な休日に決めている。
一週間のサイクルを確認するためだ。
その日は何もしない日と決めている。
そして日曜日に僕がこだわっているのが朝食。
日曜日以外は弁当を作ることにしているので、平日は弁当と同じおかずに納豆を加えたものが定番の朝食で主食は米。
週に一度、日曜日は、お気に入りのベーカリーから調達したパンを食べる。
キツネ色にこんがりと焼いたトーストにバターを塗る。
バターはエシレバターを使う、紅茶にはこれ以上は熱くならないというくらいまで沸騰させた鉄瓶のお湯を使う
エシレバターはフランス中西部で生産されるクリーミーな口当たりと芳醇な香りが特徴の発酵バターで100年以上も昔ながらの製法にこだわり作られている。ヨーグルトのような酸味と香りでこのバターを知ってしまうと他のバターに戻れなくなること請け合いだ。ただし、一つだけ欠点がある。
値段がすこぶる高いのだ。
これだけでも充分、休日の朝食は満足できるものになるが時々少し物足りなさを感じることがある。
ジャムである。
季節になると、妻が庭で収穫したブルーベリーや、梅、あんずで作ったジャムが食卓に並ぶ。
真冬の今はこれらの果実はない、市販のジャムを探してみるがどうもピンとこない。
ある雑誌でマーマレードのジャムを見つけた。
南イタリア・シチリア産のサンジュリアーノマーマレードだ。
ネット通販で早速購入した。
果実は無農薬、オーガニックのケーンシュガーのみを加えてマーマレードに仕上げているという。
保存料、添加物、着色料も一切使っていないこのマーマレードを、バターを塗ったトーストにたっぷりと載せると、今までにない甘さと酸味がトーストの味を高めてくれる。
少し甘いかなとも思えるが、嫌な甘さではない、コクのある甘さである。
価格はスーパーで売っているジャムと比べるとすこぶる高いが、これがあるだけで日曜日の朝がとびきり楽しい時間になる。
高いと言っても、何万円もするわけではない、たかがジャム、されどジャムだ。
今回購入したのはマーマレード・オレンジ。
ほかに
マーマレード・ビターオレンジ
マーマレード・ノバクレメンティーヌ
マーマレード・レッドグレープフルーツ
マーマレード・レモン
オレンジはちみつ
がある。
次は、酸味と苦味を味わえるビターオレンジを注文してみようか。
