英語がネイティブ並みにできるようになる。
変な日本語だが、僕が今から40年近く前に宣言したことだ。
それも当時20代前半の年齢で30歳までにはそのレベルになろうと決めた。(なぜそう思ったかはこちらをどうぞ)
その結果は、いまだに英語のレベルは箸にも棒にも引っかからないままなのだが。
ネイティブ並みってどんな並?
今思うのは ”ネイティブ並み” ってどんな”並み”だろうかということ。
当時どんなつもりでそう言ったのかは忘れてしまったし、何か考えがあって言ったのか覚えてはいない。
辞書で調べると Native :出生地の、自国の、本来の、その国に生まれた……とある。
自分のことだがおそらくは”英語を母国語とする人のレベル”と言いたかったのだと思う。
まあ、普通は語学に関してはそういう意味(Native English speaker)で使うと思うが。
英語のネイティブスピーカーといっても色々だ
それにしても”英語を母国語とする人”は色々いる。
丁寧に綺麗な言葉を話す人、
どう聞いても品がいいとは思えない話し方をする人、
教養あるウンチクのある話をする人、意味をとるのに苦労する話し方をする人、
幼児も小学生も大学生だって”英語を母国語とする人”だ。
他の記事でも言ったが、僕は目標の30歳から30年以上も過ぎてしまったが英語の学習は続けいてる。
退職した現在では
「ちょっと君、アメリカの子会社でパーティーがあるので出張してくれないか」や
「今夜、海外からお客さんがくるのでフレンチの夕食に同席してくれないか」など
という命令があるわけでもない(在職中もなかったが・・)。
TOEICで高得点をとって出世を狙う必要もない。
ましては昇格試験のために勉強する必要もない。
英語を学び続ける理由
では、どうして英語の勉強を続けるのか?
海外へ旅行したときのため、という理由もあるのだが単純に、昔決めたことをやり遂げたいと思ったからだ。
もっとも”ネイティブ並み”はすでに目標から外しているが、せめてアメリカや英国で生活している普通の社会人と同じレベル(普通にテレビを見たり買い物をしたり、友達と会って話をしたり)にはなりたいと思っている。
20年ぶりにTOEICを受験してみた
どうしてこんなことを改めて書いたのかというと、今週の日曜日(2021.5.23)、20年ぶりにTOEICのテストを受験してきたからだ。
ヒヤリングテストは耳が遠くなったせいか聞き取りずらいし、スピードについていけない。
リーディングテストではHazukiルーペがないと問題さえ見えない。
さらには試験時間の2時間、集中力を保つのに苦労した。
リーディングテストの後半はもはや ロト6 !。
英語能力なんて関係ない、運だけだ。
試験会場で僕の周りはほとんどが高校生や大学生、若手の社会人ばかり、僕が明らかに最年長者だった。
ちょっと恥ずかしかった(そんな必要はないのだが)ので、テストが終了した後、周りの若い人たちに聞こえるように
「あー1問だけ、出来なかったよ!」
と呟いた。
若者からの尊敬の眼差しを感じたが、同時に「俺、何やってんだろ?」と一抹の恥ずかしさも感じた。
ちゃんと勉強しよう。
リタイアした皆さんも受けてみませんか? 刺激になりますよ。
参 考
TEDでHow to learn any language in six months(外国語を6ヶ月以内にマスタする方法)というテーマを見つけた。
SpeakerのChris Lonsdale が中国での体験をもとに心理学を応用してどう短期間で外国語をマスターするかを説明している。
18分超と少し長いが、参考になると思うので時間が許す方はどうぞ。
TED「外国語を6ヶ月以内にマスターする方法」 YouTubeより