この記事では、航空特殊無線技士の試験に挑戦しようと考えている方に、筆記試験で満点を取るための対策方法を紹介します。
2023年2月に行われた航空特殊無線技士試験を受験、この方法で筆記試験は満点を取ることができました。
頻出問題を暗記するだけで満点を取ることが可能です。
航空特殊無線技士とは
航空特殊無線技士とは、25,010KHz以上の周波数の電波を使用する空中線電力50W以下の航空機(航空輸送事業用を除く)および航空局(航空交通管制用を除く)に施設されている無線設備の国内通信のための通信操作、電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作などが可能になる資格です。
分かりやすく言うと、日本国内において商業目的以外の航空機を操縦する際に必要な無線機の操作資格です。
日本国内で自家用飛行機やグライダーのライセンスを取得する際に必須になります。
試験内容と合格基準
試験は年に3回、2月・6月・10月に行われます。
申請方法、他の詳細については日本無線協会のホームページを参照してください。
試験内容は、以下の①~③です。
①受話:CDで放送されるフォネティックコードの欧文を用紙に書き取る(2分+α)
②筆記試験:法規12問と工学12問 (60分)
③送話:試験官から渡される問題を見て100文字のフォネティックコード読み上げる(2分+α)
合格基準は、
①が100点満点中80点以上
②は法規、無線工学ともそれぞれ60満点中40点以上
③は100点満点中80点以上
次の項目では、法規・無線工学の筆記試験について解説します。
筆記試験で出題される問題は、ほぼ過去問だけ
筆記試験で出題される問題は、ほとんどが過去に出題された問題です。
そのため、頻出問題を暗記していれば解くことができます。
2023年2月の問題は法規、工学ともに75%は全く同じ過去問題が出題されました。
残りの25%も過去の問題の文章を若干変更しただけでした。
この二つを合わせると100%過去の問題から出題されています。
初見の問題は皆無でした。
筆記試験ではどんな過去問が出題されるのか
過去問の中には頻出問題が存在します。
入手可能な過去問題を分析した結果を紹介します。
2019年〔令和1年〕10月から2022年〔令和4年〕10月までの9回分の問題(2020年6月は未入手)を調査、頻出順にまとめてみました。
なお、問題の全文と回答は、表示していませんので各自で確認してください。
この記事で扱った過去問題のデータは電波受験界から全文と回答が入手できます。
注)2023年3月現在、2019年〔令和1年〕10月期の問題と回答の表示が無くなっていますのでご注意ください。
この記事では、出題年月と設問の番号は年(月)ー番号で表現しています。
例: 2022年10月第4問 → 22(10)ー4
法 規
出現回数6回
運 用
ノータムに関する通信の優先順位はどのように定められているか・・・・。
20( 2)ー11
20(10)ー 8
21( 2)ー10
21(10)ー11
22( 6)ー 8
22(10)ー11
ただし、20( 2)ー11, 21(10)ー11については、一部、回答表示が異なっています。
出現回数4回
無線従事者
無線局の免許人は、無線従事者を選任し、又は解任したときは、・・・・・・
20(10)ー6
21(10)ー6
22( 6)ー6
22(10)ー6
運 用
一般通信方法における無線通信の原則として無線局運用規則に定める事項に該当しないものは・・・・。
19(10)ー7
21(10)ー7
22( 2)ー7
22( 6)ー11
ただし、19(10)ー7, 21(10)ー7については、設問が該当しないものは→該当すものはになっています。
運 用
121.5MHzの周波数の電波を使用することができるのは・・・・。
19(10)ー11
20(10)ー12
21( 6)ー11
22( 2)ー9
ただし、20(10)ー12については、一部回答が異なります。
運 用
無線電話通信において、無線局は、自局に対する呼出を受信した場合に、呼出局の呼出符号又は呼出名称が・・・・・・・・・。
19(10)ー10
21( 2)ー8
21( 6)ー8
22(10)ー9
ただし、 21( 6)ー8については、回答の文章が異なります。
出現回数3回
無線局の免許
無線局の予備免許が与えられるときに総務大臣から指定される・・・
21( 2)ー1
21( 6)ー1
22(10)ー1
無線設備
次の記述は、「航空用DME」の定義である。電波法施行規則の規定に照らし・・・・
「航空用DME」とは・・・・・・・・・・。
20( 2)ー2
20(10)ー2
22( 2)ー2
ただし、 20(10)ー2については、一部回答の文章が異なります。
無線従事者
航空特殊無線技士の資格を有する者が、航空機局(航空交通管制の用に供するものを除く。)の・・・・・
19(10)ー3
20(10)ー3
22( 6)ー3
ただし、19(10)ー3, 22( 6)ー3については、一部回答の数値が異なります。
運 用
無線局が電波を発射して行う無線電話の機器の試験中、しばしば確かめ・・・・・
20(2)ー8
21(6)ー12
22(6)ー9
ただし、 21(6)ー12については、一部回答の文章が異なります。
運 用
次の記述は、呼出符号の使用の特例について述べたものである。無線局運用基準の規定・・・
航空局又は航空機局は、連絡設定後であって・・・・・・・・・・
20(10)ー7
21( 6)ー7
22( 6)ー7
運 用
無線電話通信において、応答に際して直ちに通報を受信することができない・・・・・・
20( 2)ー9
21( 6)ー9
21(10)ー9
監 督
無線局の免許人は、電波法に基づく命令の規定に違反して運用した無線局を・・・・・・。
20(2)ー5
21(6)ー5
22(6)ー4
ただし、20(2)ー5, 21(6)ー5については、一部設問の文章が異なります。
監 督
総務大臣が無線局に対して臨時に電波の発射の停止を命ずることができるのは・・・・・・。
19(10)ー5
21( 2)ー5
22( 6)ー5
ただし、 21( 2)ー5, 22( 6)ー5については、一部回答の文章が異なります。
監 督
総務大臣から無線局の免許が取り消されることがあるのは・・・・・・・。
21( 6)ー4
21(10)ー5
22( 2)ー5
ただし、 21( 6)ー4については、一部回答の文章が異なります。
出現回数2回
電波法の概要
「無線局」の定義として、正しいものは・・・・・・・。
20(10)ー1
22( 6)ー1
無線局の免許
無線局の免許がその効力を失ったときは、免許人であった者は・・・・・・・。
20(2)ー6
22(2)ー6
無線局の免許
無線局の免許人は、無線設備の設置場所を変更しようとするときは・・・・・・・・。
19(10)ー1
21(10)ー1
無線局の免許
無線局の免許人が総務大臣に遅滞なく免許状を返さなければならない・・・・・・・。
19(10)ー6
21( 6)ー6
無線局の免許
無線従事者は、免許証を失ったためにその再交付を受けた後、失った・・・・・・・・。
20(2)ー3
21(2)ー3
無線設備
次の記述は、航空局の運用義務時間中の聴守電波について述べたものである・・・・・・。 航空局の聴守電波の型式は・・・・・・・・。
20( 2)ー10
22(10)ー10
無線設備
次の記述は、電波の質について述べたものである。電波法の規定に照らし、・・・・・。
送信設備に使用する電波の□電波の質は、・・・・・・・。
19(10)ー2
22(10)ー2
ただし、 19(10)ー2については、一部、回答の文章が異なります。
無線設備
航空機用救命無線機の一般的条件として無線設備規則に規定されていないの・・・・・。
21( 2)ー2
21(10)ー2
無線従事者
無線従事者は、その業務に従事しているときは、免許証を・・・・・・・・・。
21(10)ー3
22(10)ー3
運 用
無線局が相手局を呼び出そうとする場合・・・・・・・・・。
22( 6)ー12
22(10)ー8
運 用
遭難航空局(遭難通信を宰領したものを除く。)は、その航空機について・・・・・・。
22(2)ー10
22(6)ー10
運 用
次の記述は、航空移動業務の無線電話通信における応答事項を掲げたもの・・・・・・。
20(10)ー10
22( 2)ー8
運 用
無線局は、自局の呼出しが他の既に行われている通信に混信を与える旨の・・・・・。
21(2)ー7
22(2)ー11
運 用
次の記述は、航空機局の運用について述べたものである。電波法の規定に照らし・・・・。
19(10)ー8
21(10)ー8
運 用
航空機の遭難に係る遭難通報に対し応答した航空機局はどうしなければ・・・・・・。
20( 2)ー12
21(10)ー12
運 用
無線局が電波を発射して行う無線電話の機器の試験中、しばしば確かめ・・・・・・・。
20(2)ー12
21(6)ー12
ただし、 21(6)ー12については、一部、回答の文章が異なります。
運 用
航空機の緊急の事態に係る緊急通報に対し応答した航空機局は・・・・・・・・・。
20(10)ー11
21( 2)ー12
監 督
無線局の臨時検査(電波法第73条第5項の検査)が行われることが・・・・・・。
20(10)ー4
22(10)ー4
ただし、20(10)ー4については、回答の文章が異なります
監 督
無線従事者が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに総務大臣から・・・・・・・。
21( 2)ー4
22(10)ー5
監 督
無線局の免許人が電波法又は電波法に基づく命令に違反したときに・・・・・・・。
19(10)ー4
20( 2)ー4
ただし、19(10)ー4については、回答の文章が異なります。
無線工学
出現回数4回
電気回路
2〔A〕の電流を流すと40〔W〕の電力を消費する抵抗器がある。これに・・・・・・。
19(10)ー13
21( 2)ー13
21( 6)ー13
22( 2)ー13
ただし、 21( 2)ー13, 21( 6)ー13, 22( 2)ー13については、回答の数値が異なります。
半導体
図に示す電解効果トランジスタ(FET)の図記号において、次に挙げた電極名の・・・・・。
20( 2)ー14
21( 2)ー14
21( 6)ー14
22(10)ー14
レーダーと航法無線装置
次の記述の□内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
□A からATCトランスポンダへの質問信号は、・・・・・・・・・・・・・・。
20( 2)ー22
21( 6)ー21
21(10)ー21
22( 2)ー21
出現回数3回
電気回路
3〔A〕の電流を流すと30〔W〕の電力を消費する抵抗器がある、これに・・・・・・・・。
21( 6)ー13
19(10)ー13
21( 2)ー13
ただし、, 19(10)ー13,21(2)ー13については、質問と回答の数値が異なります。
半導体
次の記述の□内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
半導体は、周囲の温度の上昇に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・21(10)ー14
22( 2)ー14
22( 6)ー14
ただし、22( 6)ー14については、質問と回答の文章が異なります。
変復調方式
次の記述の□内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
AM変調は、信号派に・・・・・・・・・・・・・。
FM変調は、信号派に・・・・・・・・・・・・・。
19(10)ー19
20(10)ー19
22( 6)ー19
レーダーと航法無線装置
次の記述は、G P S(全世界測位システム)について述べたもの・・・・・・・・・・・。
20( 2)ー21
21( 6)ー20
21(10)ー20
ただし、 21(10)ー20については、回答の文章が異なります。
レーダーと航法無線装置
図に示すATCトランスポンダにおいて、高度情報を送信できる状態に・・・・・・。
20(10)ー20
21(10)ー22
22( 2)ー22
レーダーと航法無線装置
航空交通管制用として地上に設置されているS S R設備は・・・・・・・・・・・・・・。
20(10)ー23
22( 6)ー21
22(10)ー21
電 源
次の記述は、電池について述べたものである。このうち・・・・・・・・・。
20( 2)ー17
21( 2)ー17
22(10)ー17
ただし、22(10)ー17については、一部、回答の文章が異なります。
出現回数2回
電気回路
次の記述は、図に示す一般的な直流電源(DC電源)装置の回路について・・・・・・・。
21(6)ー17
22(2)ー17
電気回路
一個12〔V〕30〔Ah〕の蓄電池を2個直列に接続した・・・・・・・・・。
19(10)ー17
20(10)ー17
ただし、20(10)ー17については、一部、質問と回答の数値が異なります。
電気回路
図に示す電気回路において、抵抗Rの値の大きさを2倍にすると、・・・・・・・・。
20(10)ー13
22(6)ー13
電気回路
1個6〔V〕、30〔Ah〕の蓄電池を3個直列に接続した場合の・・・・・・・・・。
19(10)ー17
20(10)ー17
ただし、19(10)ー17については、一部、質問と回答の数値が異なります。
電気回路
次の記述の□内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
回路の□Aを測定するときは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
21(6)ー18
22(2)ー18
変調復調方式
図は、振幅が一定の搬送波を単一正弦波で振幅変調したときの変調波の波形である。変調度が・・・・・・・・・・・・・・。
20(2)ー19
22(2)ー19
変調復調方式
図は、振幅が一定の搬送波を単一正弦波で振幅変調したときの変調波の波形である。変調度の・・・・・・・・・・・・。
21( 6)ー19
21(10)ー19
ただし、 21(10)ー19については、一部、数値が異なります。
無線通信機器
図に示すAM(A3E)用スーパーヘテロダイン受信機の構成には・・・・・・・・・・・・。19(10)ー20
21(10)ー23
無線通信機器
スーパーヘテロダイン受信機のAGCの働きについての記述で・・・・・・・・・・。
19(10)ー23
21( 6)ー23
無線通信機器
次の記述は、受信機の性能のうち何について述べたものか。
送信された元の信号が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
20(2)ー20
21(2)ー23
無線通信機器
スーパーヘテロダイン受信機において・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
22( 2)ー23
22(10)ー23
無線通信機器
無線送受信機の制御器(コントロールパネル)は、・・・・・・・・・・・・。
22(2)ー24
22(6)ー24
無線通信機器
無線受信機において、通常、受信に障害を与える雑音の・・・・・・・・・・・・。
20(10)ー21
22( 6)ー23
レーダーと航法無線装置
次の記述は、ATCトランスポンダの動作について述べたものである。□内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
SSRからの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
19(10)ー22
21( 2)ー22
レーダーと航法無線装置
次の記述の□内に入れるべき字句の組合せで、正しいのはどれか。
□AからATCトランスポンダへの質問信号は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
20(2)ー22
21(6)ー21
レーダーと航法無線装置
図に示すATCトランスポンダにおいて、管制官から識別のための要請に・・・・・・・・・。20(2)ー23
21( 6)ー22
レーダーと航法無線装置
レーダーの最大探知距離を長くする方法として・・・・・・・・。
20(10)ー16
21(10)ー16
レーダーと航法無線装置
次の記述は、図に示す航空用DMEについて述べたものである。□内に入れるべき字句の組合わせで正しいのはどれか。
航空機の機上DME(インタロゲータ)から、・・・・・・・・・・・・・・・・・。
20(10)ー22
21( 2)ー20
レーダーと航法無線装置
ATCトランスポンダの操作で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
22( 6)ー22
22(10)ー22
レーダーと航法無線装置
レーダー受信機において、最も影響の大きい・・・・・・・・・・・・。
21(6)ー16
22(2)ー16
空中線及び電波伝搬
図に示すアンテナの名称とlの長さの組み合わせ・・・・・・・・・・・・・。
19(10)ー15
21( 2)ー15
空中線及び電波伝搬
レーダーの方位分解能を決定・・・・・・・・・・。
19(10)ー16
21( 2)ー16
空中線及び電波伝搬
120〔MHz〕用ブラウンアンテナの・・・・・・・・・・。
21(6)ー15
22(2)ー15
測 定
アナログ方式の回路計(テスタ)で直流抵抗を・・・・・・・・・・・・・・・・・・。19(10)ー18
21( 2 )ー18
過去問を学習するにはこの一冊が役に立つ
航空特殊無線技士試験の過去問題は最新の1年分の問題が日本無線協会から開示されています。
また過去に遡って数年分の過去問題も「電波受験界・航空特殊無線技士過去の試験問題」と回答から入手できます。
いずれも無料で手に入れることができます。
この過去問題を入手して、繰り返し解きながら暗記する方法もありますが、一番のオススメは「やさしく学ぶ航空特殊無線技士試験(オーム社)」をテキストとして使うことです。
この本は過去の頻出問題のほとんどをカバーしていて、なぜそうなるのかを解説しています。
令和5年2月期の問題は全問カバーしていました。
冒頭で、丸暗記すればいいと言ったことと矛盾しますが、理由がわかると理解と暗記が容易になります。
工学の計算問題も公式を覚えることで出題数字が変わって(出題パターンは同じでも数字が変わることがあります。)も対応できるようになります。
書 名:やさしく学ぶ 航空特殊無線技士試験
著 者:吉村和昭
出 版 社 :オーム社
ページ数:170ページ
初 版:2019年9月15日
サ イ ズ :14.9x1.2x21cm
定価:2860円(本体2600円+税10%)
過去問題の学習方法
過去問は次のステップでの学習をお勧めします。
①参考書を事前学習
②過去問題をプリントアウト(両面印刷)し、頻出問題をチェック。
③法規、工学の問題を実際に解いてみる
④不正解だった問題にチェックマークを入れる。
⑤全問正解するまで③、④を繰り返す。
①参考書を事前学習
最初に、オススメの参考書「やさしく学ぶ航空特殊無線技士試験」を使い学習します。
各項目の解説を読んだ後に、この本に記載されている練習問題(過去問題)を解いてみます。
各問題には★マーク(★~★★★)で頻出度が表示されているので、重要度が判断できます。
全ての問題に正解できるまで練習問題を繰り返します。
② 過去問題をプリントアウト
電波受験界からpdfの過去問題をプリントアウトします(2020年〔令和2年〕2月から2023年〔令和5年〕2月期まで、2020年6月期を除き、9回分が入手可能です。2023年3月現在)。
最低でも5回分程度の問題を選んでプリントアウトし、本記事で指摘した頻出問題にはチェックマーク✔️を記入します(頻出度n:✔️n)。
③ 過去問題を実際に解いてみる
②のプリントアウトを使って実際に回答してみます。その際、用紙は繰り返し利用するため、回答は別の用紙に記入するようにします。
答えを、プリントした問題用紙には書き込まないようにします。
④不正解だった問題にチェックマークを入れる
正しく回答できなかった問題にチェックマークを入れます。
迷わず確実に回答できた問題には無印、少し不安が残る問題には○印、回答できなかった問題には◎を番号にふります。
⑤ 全問正解するまで③、④を繰り返す
不安が残る問題と頻出問題を完全に正解できるまで○印、◎印、✔️n がついた問題について③と④を繰り返します。
特に、頻出問題は必ず回答できるようにしておくようにしてください。
以上の方法で筆記試験対策は完璧です。
電気通信術はフォネティックコードの練習あるのみ
電気通信術についても簡単に触れておきます。
受話は筆記試験の前に行われます。
送話は筆記試験の後に行われます。
受話と送話の試験対策は練習あるのみですが、注意する点があります。
詳しくは、下の記事を参照してください。
まとめ
無線技士の資格が必要な方が、研究者になるのならいざ知らず、試験にパスすることが目的であるならば、効率的な学習法を選択すべきです。
筆記試験は丸暗記で満点を取ることが可能です。
時折、問題が、”正しいものを選択せよ” が ”誤ったものを選択せよ” に変わることがありますが、中身を理解していれば暗記であったとしても誤回答することはありません。
ただし、工学の計算問題だけは基本を理解していないと解けませんので頑張ってマスターしてください。
いくつか簡単な式を覚えるだけです。
小生、65歳を過ぎての受験でしたが、筆記試験を満点で合格できました。
大丈夫です、やる気さえあればどなたでも合格できます。
<備 考>
1)過去問題は日本無線協会のホームページと電波受験界がまとめた過去問題を参考にしました。
2)この資料は、航空特殊無線技士の資格取得を目指す人のために作成しました。
3)この記事は今後、現行の試験方式が変更ならないことを前提としています。