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松浦弥太郎の本「センス入門」! 自分のセンスを良くするための入門書

  • 2022年12月18日
  • 2023年1月31日
  • 雨読

「センス」良くなりたい。知らない「センス」を身につけたい。
<略>本書はそんな思いから学んだあれこれをまとめた一冊です。自分のセンスを良くするための入門とも言えるでしょう。 (「センス入門」”まえがき”より)

 

「センス」を磨くには「センス」とはないかを知る必要がある


この本は著者が今の自分の「センス」に向き合い、そこから一歩ずつ自分の「センス」を磨いて行こうとする思いを綴っています。

自分の思うままにいかない人や行き詰まりを感じている人と一緒に「センス」とは何かを学び、「センス」という美学を身につけようという内容です。

「センス」を深掘りするために著者は本書を3つの章に分けて「センス」とは何か、どうすれば「センス」が良くなれるのかを考察しています。

1 センスのいい人とは、どんな人ですか?
2 センスを磨くアイデア
3 センスのお手本

この本「センス入門」の基本情報

書籍名:センス入門
著 者:松浦弥太郎
発行所:株式会社筑摩書房
2013年2月25日 初版第1刷発行
2013年6月10日 第2刷発行
サイズ:19cm /159ページ

 

良いセンスを身につけるには


この本は著者が「センス」よくなりたい、知らない「センス」を身につけたい。という思いから学んだあれこれをまとめた一冊だと言っています。

この本を読む事は、著者が感じた「センス」という美学を身につけるきっかけになります。

まずは「センス」とは何か、「センス」のいい人は、ちょっとだけ人と違って見える。

どうすれはそんな人のようになれるのかという疑問から始まります。

この本は、この基本的な疑問から、どうすれば良い「センス」を学べるかを著者の経験と考えから明らかにしています。

おそらくは、この本に書かれている事に頷き、納得がいったのなら、あなたもきっと良い「センス」を手に入れることができるでしょう。


著者は言います。

心を開く、身綺麗にする、常に社会とつながる、挨拶上手になる そのことが「センス」を磨く道具です。

そして著者は「センス」を日本のことばに置き換えたら何になるだろうかという疑問から

「センス」の本質にたどり着きます。

日本に古くからある「美徳」が「センス」そのものを表していると気づき、美徳はないかと考え十の美徳にたどり着きます。

①「武士道」
②「徳を積む」
③「わび」と「さび」
④「義理と人情」
⑤「粋」であること
⑥ たるをし知るという意味の「知足」
⑦「謙遜」
⑧「無常観」
⑨「改善」
⑩「志」を持つ

著者は、これらはセンスを磨くための地図であり、この中の一つでも手にれたならきっと「あっ、素敵な人だな」と感じることができるだろうと言っています。

こんな人は是非読んでみて欲しい


この本は自分の周りにセンスのいい人がいて、自分もそうなりけど、どうすればいいのかわからない人にぴったりの本です。

・新しいことを始めたいが具体的に何をしていいかわからない人。
・自分に自信が持てない人
・自分はまだまだ終わっていないと想っている高齢者

そんな方におすすめの作品です。

ちなみに、3番目は僕のことです。

BISくん
お前はまだ終わってないんかい?アホ!
ONIMA
そう思ってるけど、何か?

この本は人として素敵になるための指南書


この本のタイトルからは何かファッションの指南書のような印象を持つかもしれませんが、中身は全く違います。

一言で言うと、人として素敵になるにはどうすれば良いのかを著者の経験と想いから出来た本です。

本のタイトルだけでなく著者の ”松浦弥太郎” という名前をみれば、それは明らかに、ただのハウツー本ではないことはすぐにわかりますが、氏がセンスよくなりたいと思い、考え、実践してきた答えが、書いてあります。

とどのつまりは、センスのいい人、というのは松浦弥太郎氏本人ではないかと思います。

無論、センスのよくない人間が書いたセンス入門というタイトルの本は誰も読まないとは思うのですが・・・・。

とにかく、この本は松浦弥太郎氏のようなセンスの良い人になるのはどうしたら良いかを松浦弥太郎氏自身が語っている本だということです。

もっとも本人は決して自分がセンスがいいとは語っていませんが一緒にセンスよくなるにはどうすれば良いかを考えようと言っています。

それも美徳のうちのひとつなのでしょう

まとめ

 

著者、松浦弥太郎氏はこの本の「あとがきにかえて」で志賀直哉の言葉に触れて、こんなことを言っています。

「センス」とは「リズム」であり「センス」を学ぶことは「リズム」を学ぶことでもあると思いました。素晴らしい音楽には美しい「リズム」が必要なように、ぜひ次は「リズム」について考えてみたいと思います。(「センス入門」 ”あとがきにかえて”より)

 

なんだか、とても難しいように思いますが、結局、センスを良くするには、センスが良くなりたいと思うことなんでしょう。

 

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