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スタッキングチェアのアイコン的存在 アルネ・ヤコブセンのセブンチェア

スタッキングチェアのアイコン的存在

椅子をコレクションしているわけではないのだが、我が家にはいわゆる名作椅子がいくつかある。

まだ若い頃に無理をして買い求めたモノだ。


ダイニングにあるYチェア、リビングのスパニッシュチェアとマレンコのソファー。

全てヨーロッパのデザインによるもの。

セブンチェアもアルネ・ヤコブセンが1955年にデザインして以来ベストセラーになっているデンマークのチェアだ。

 
今、家にあるセブンチェアは2脚。

いずれも僕の仕事用に購入した。


一見なんの変哲もないどこにでもある椅子に見えるがシンプルなデザインからなる座面と背板は程よい緊張とリラックスを提供してくれる優れモノだ。

合板のため冬場は少々冷たく感じるが事務作業する時には背中がフィットし疲れを軽減してくれる。

休憩する時には背中をしっかり支えてくれるので長時間座っていても疲れることがない。

 
この椅子、デザインを真似た類似品が色々出ている。

ぱっと見は本物に見えるのだが、よくよく見ると何かが違う。

本物が持つ風格というか、味わいというか。

形は真似してもクオリティーは真似できないとういことか。

そして、この椅子を含め名作椅子と言われるものは年々価格が上昇してきている。

高くても人気があるはそれだけの価値があるということなのかもしれないが、これから購入するのは退職した現在では少し難しそうだ。


今ある椅子たちを大事に使っていこうと思う。

セブンチェアの基本情報

名        称 :セブンチェア(Seven Chair)
デザイナー:アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)
製造会社 :フィリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)

セブンチェアーはデンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンがデザインし、三次元立体合板の加工技術を持っていたFRITZ HANSENで製作されたベストセラー椅子。

その起源は1952に製薬会社の食堂用の椅子としてデザインされたANTチェア(アリンコチェア)。

丸テーブルにできるだけ沢山の椅子を並べられる様に脚は3本。

その特徴的な形状からANT、アリの椅子と呼ばれた。

それから3年後にデザインされたのが4本脚で座面と背板を大きめにとったセブンチェアー。

発売から現在まで約600万脚を販売している。

このセブンチェアーは一体成型された立体座面と背もたれが人の体を優しく包みこんでくれるため、仕事用としてもリラックスする時にも長時間、疲れることなく使うことができる。

現在は座面はナチュラルウッドやホワイト塗装、ブラック塗装など選択できる。

またメタルの脚の他に粉体塗装でマットな雰囲気の脚も選ぶことができる。


さらにこのセブンチェアーの特徴であるスタッキングには細かな配慮がある。
椅子の裏面に樹脂の出っ張りが4箇所配置されていて、積み重ねた時の傷つきを防止している。

セブンチェアーができるまで

材料のシートの積層等は機会を使っているが、仕上げは全て手作業だ。
職人の熟練の技が生きた製品になっている。

Making of Series 7  Fritz Hansen   YouTubeより

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