定年・リタイアすると普段、何を着ていいかわからないことがあると思います。
仕事着なら、スーツやネクタイ、靴、ビジネスバッグはある程度お決まりがあるので心配はいりません。
ただ、仕事がオフの時は途端に困ってしまいます。
さらに、定年・リタイアして毎日が自由になったら・・・。
パジャマ代りのスエットが普段着ではあまりにも寂しいですね。
この記事では、普段着をどうしようかと悩んでいる方に、トラッドを提案をしています。
明日から普段着に迷うことは無くなります。
ここでの提案は、シャツ、パンツ、靴、靴下をトラッドで統一するということ。
・シャツはブルックスブラザーズのボタンダウン。
・パンツはブルックスのチノパンとリーバイス501。
・靴はJMウエストン のゴルフと180シグニチャーローファー 。
・靴下はファルケ。
靴以外は同じものを複数持つのが良いと思います。
少し値が張りますが上質なものは裏切りません。
基本の装いをトラッドで決めるは3つのメリットがあります。
①洋服の選択に迷いがなくなります。
②ちょっと手を加えるだけでフォーマルに対応できます。
③着ていて気持ちがいい。
①は同じものを複数用意しておく必要がありますが、あらかじめ自分のスタイルが決まるのでいちいち何を着たらいいか迷いがなくなります。
②は同じ服でもちょっと手を加えるだけでよそ行きに使うことができます。
例えば、ボタンダウンのシャツは普段は洗いざらしでも、特別な場所に行く時にはちょっとアイロンを襟元や袖口に当てるだけで、その場に合った雰囲気にすることができます。
③はとにかく、上質のものは着ていて気持ちがいいものです。
基本は「普段着だから安いモノを・・・」ではなく、ある程度の価格のものを揃えた方が良いと思います。
ちょっと値が張るが、着ていて気持ち良く、長く使うことができるモノがお勧めです。
シャツはブルックスブラザーズのボタンダウン
現役時代からシャツはブルックスブラザーズのボタンダウンに決めていました。
一着15,000円程で少々お高いですが、長く気持ちよく着られるというメリットがあります。
僕はもっぱらアウトレットで購入します。
トラッドは流行に左右されないのでアウトレットでも欲しい商品が手に入りやすいです。
種類は限定されますが、半額近い価格で購入できます。
ユニクロや無印良品で似たようなものが千円代で買えますが、着心地や耐久性は比較になりません。
ただ使い分けは必要です。
この廉価品はガーデニングや木工作業をするときの専用着として使っています。
パンツはブルックスのチノパンとリーバイス501
着こなしでで最も注目されるのが、下半身。
特に男性の場合、下半身の装いの面積が広いためパンツによって雰囲気が変わります。
シャツや上着も装いで大切な部分ですが、パンツは意外と重要な要素。
下半身が決まると後はなんとかなります。
パンツはブルックスブラザースのチノパン。
これにボタンダウンのシャツの組み合わせでしっくり決まります。
お手本は、映画俳優のヒュー・グラント。
(実際に、ヒュー・グラントがブルックスのチノを履いていたかはわかりませんが、イメージとしては彼のスタイルです。調べる限り、Yシャツが似合っていますが、ボタンダウンは好んではいなかったようですが・・・)
少しラフな気分の時はジーンズもいいと思います。
定番はリーバイスの501。
お手本は、誰もが知っているスティーブジョブズ。
晩年のトレードマークです。
彼も好んでこのパンツとタートルネックのシャツを着ていたというのは伝説になっていますね。
服装をパターン化した典型的な例だと思います。
ジーンズはドレスコードのある場所ではN Gだと思っていましたが
現在は、ある程度きちんとしていれば問題ないようです。
実際、パリの星付きレストランにもジーンズ姿の方々がたくさんいました。
靴はJMウエストン のゴルフと180シグニチャーローファー
上質な靴としてお勧めしたいのはJ.M.ウエストン の靴。
雨の日はソールがゴムでできたゴルフ。
晴れの日にはソールが皮でできた180シグニチャーローファー がうってつけです。
いずれもJ.M.ウエストン の定番中の定番。
この2足とも、普段履としてはとても考えられないような価格です。
しかし、服装で一番のポイントは靴。
多少の出費をしたとしても価値有りだと思います。
残りの人生を考えた場合、今こそ履くべき靴ではないでしょうか。
間違いなく一生モノです。
リタイアすると出かける機会が極端に少なくなります。
そのため、靴を履く機会も減ります。
尚更、出かけるときは上質な靴で出かけたいものですね。
靴下はファルケ
靴下は十数年前から愛用しているファルケの靴下。
右足と左足用の非対称で”R” と”L ”のマークがある靴下です。
最初にこの製品を見た時には右足用、左足用があるのが不思議でしたが、考えてみればそれぞれ別で当たり前だと気づきました。
この靴下はとにかく履いていて気持ちがいいのです。
もちろん、夏用、冬用それぞれラインアップされています。
FALKEは、ランニング、ウオーキング、登山専用もラインアップした人間工学を元にしたドイツのレッグウエアーメーカです。
たかが靴下、されど靴下です。
靴と同様、足元がしっかりしていると気持ちが引き締まります。
まとめ
トラッドはトラディッショナル(伝統的な)という意味。
言葉通り、長い年月変わらずにいるもの、流行にとらわれないデザインの・・・。という意味です。
長い間支持している人がいるというのが一番の特徴でしょう。
確かに最新の流行を追いかけるのもファッションの楽しみかもしれませんが、昔から変わらない(長い間支持された)ものにはそれなりの良さがあります。
仕事から解放されたら、このトラディッショナルを楽しんでみてはどうでしょうか。
・何を着ればいいか悩む必要がなくなります。
・引き締まった形で毎日を過ごすことができます。
・普段着に限らずよそ行きにも耐えられます。
いい事尽くめだと思うのですが。
上質のものを揃えるのは、少し出費が必要です。
しかし、それ以上のメリットはあると思います。
リタイアした今、残りの人生を考えると、多少高いものを揃えたとしてもそれらは全てが一生モノになります。
さあ、スエットを脱いで、トラッドに着替えましょう。
<追伸>
僕が、現役時代に思い切って買ったウエストンの靴についてはこちらの記事で紹介しいています。
一読いただけたらと思います。
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