今朝方、こんなタイトルの記事をネットニュースで見つけた。
「定年退職後、平均10ヶ月で退屈になる?」
リタイア後、暇を持て余す時がくる
定年退職者は退職後の時間を漠然と自由な時間と捉えて「定年後はやりたかったことをやろう!」「毎日が日曜日だ!」「落ち着いたら夫婦揃って旅行に行こう」と思うが、時間が経つにつれて暇を持て余すようになる。というのがこの記事の要約だ。
そして、定年後は自由を謳歌するのではなく生きがいを感じる生活をするのが良いのだと結論づけている。
この意見には、共感する部分もあるがそうでないところもある。
というのは僕が定年後、嘱託での3年の契約を終えてから先月で丸10ヶ月が経ち、思うところがあったからだ。
そういえば、最近 退職当時に登録しようと思っていたが途中でやめた就職サイトからメールが届くようになった。
ちょうど10ヶ月経った頃からだ。
この10ヶ月という期間は正しいのかもしれない。
退職後は平均10ヶ月で自由な時間に飽きる
実感としては、もうそんなに時間が経ったのかと思うのだが、僕も退職当初は「やりたかったことをやろう」、「毎日が日曜日だ」と言っていた。
世の中の退職後にしたい事NO.1は旅行だが、🔗現役時代に何度となく人並み以上に行っていたのと、新型コロナの影響で実行が難かしくなっているのでこれは当てはまらない。
実際、やらなければならない事は沢山あったし、今もある。
ただやりたい事については、いつでも出来るという気持ちから、今だになかなか実行に移せていない。
記事には、やらなくてはいけないことも。
あらかたやるべきことを終えると日中はテレビ付けになり、配偶者との口論も増えて当初、想像していた「毎日が楽しい」生活からかけ離れた日常になると書かれているが、それは当たらなくも遠からずだ。
テレビ漬けは避けようと意識していたので今はほとんど観ることはないのだが、気がつくとサブスクで映画を観ている。時間を潰しているという意味では基本的に同じだ(厳密には、映画は能動的に観たいタイトルを探しているので受動的になんとなくテレビを見て時間を潰しているのとは違うと思うが・・・)。
生きがいの持てる生活を手に入れるべき
そして記事でいう、生きがいのある生活だが、それには次の3つを実践して、無理なく社会に参加することで精神的にもいい生活を手に入れよう、と書いている。
- 学び直しで生きがいを見つける
- ボランティアに参加して社会とつながる
- 過去のキャリアを生かした登録制の仕事に就く
早い話、どんな形でも社会との繋がり絶ってはダメだ、どんな形でも社会貢献をしたり、仕事を続けなさいと言っている。
だが、それはどうだろうか?僕が先に「そうでないところもある」と書いたのはこの部分だ。
それでも自由な時間は今しかない
せっかく長い宮仕え生活を終えて、手に入れた自由な時間だ。僕は「定年後はやりたかったことをやろう!」「毎日が日曜日だ!」をもっと大事にすべきだと思う。
記事を否定するつもりはないが、無理に社会貢献を意識しない、仕事をしないという選択もあっていいように思う。
仕事をしないと金銭的には厳しくなるが、時間とトレードオフしたと思えばいい。
だからこそ、やりたいことは、もう先送りはしないですぐにやるべきだ。もう若くは無い。先送りするほど時間の余裕はないことを理解すべきなのだ。
ということで僕は、11ヶ月めに入った今月からは毎日が日曜日の時間を使ってやりたかったことを実行することにした。
じゃあ何をしてるのかって? それは改めて紹介するので、今はご容赦いただきたい。
ただ、🔗椰子の木陰で昼寝をしたいのではないことだけは確かだ。