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【レビュー】「なぜ、真冬のかき氷屋に行列ができるのか?」!マーケティングの本だった

  • 2021年11月9日
  • 2023年1月10日
  • 雨読

本もブログもタイトルが大事

書棚の本を読み返してみると、以前読んだのにも関わらず、初め読むような気がする本があるが、この本もそのうちの一つだ。

本のタイトルは「なぜ、真冬のかき氷屋に行列ができるのか?」。

この本は数年前にタイトルが気になって購入したものだ。

本はやはりタイトルが重要だと思う。
この本以外にも僕がタイトルに惹かれて購入したのが

「100円のコーラを1000円で売る方法」や「食い逃げされてもバイトは雇うな」などだ。

ブログの記事にしても書籍でも、タイトルで読者の注意をひきつけることが重要だとよく言われる。

僕もブログを書く際のタイトルにいつも悩む。
悩んだ末に当たり障りのないタイトルをつけてしまう。

多くの人に読んで欲しいと思っているが、タイトルはいつも面白味のないものばかりになってしまう。

まあ、よほど暇でもない限り(これを読んでいる方には失礼だが)誰も読まないのだろうな、と思いながら老化防止も兼ねて文章書いているんですが・・。

話を「なぜ、真冬・・・」に戻すと、この本はかき氷のレシピ本でもなければグルメ本でもない、マーケティングと小規模事業の経営の本である。

なぜ世の中の誰もがやっていない真冬のかき氷屋を始めたのか(いまでは通年営業の店は沢山あるらしい)、そしてどうして熱狂的なファンが獲得できたのかを店主の考えを紹介している。

本の帯に10年前「一杯800円で一年中営業する」と言ったら、みんなに「バカじゃないの?」と言われました。と書かれているように、誰もがやらないこと、未開の分野に乗り出したのはまさにブルーオーシャンの話だ。

この一文に興味が持てたら是非一読してみて欲しい。

この本のタイトルになっている謎ははっきり解けると思う。

P. S.

真冬のかき氷ができるのなら、真夏のたい焼き屋もありかなと思ったが
もうすでに通年営業のたい焼き屋ってありますね。

書籍紹介

タイトル:なぜ、真冬のかき氷屋に行列ができるのか?
著  者:川上徹也・石附浩太郎
出 版 社   :日本実業出版社


 

タイトル:100円のコーラを1000円で売る方法
著  者:永井 考尚
出 版 社   :中経出版

内容は、会計ソフト会社の社員を軸に10の物語からなるマーケティングの話。ハウツウ形式の本ではなく物語の構成をとっている。僕の記憶では物語を通してマーケティングや経営ノウハウを語るのはゴールドラット氏の「ゴール」が最初だったように思うが、この本もその手法を使って書かれているので非常に読みやすい。各種のマーケティング理論に基づいて書かれている。

タイトル:食い逃げされてもバイトは雇うな
著  者:山田 真哉
出 版 社   :光文社新書

これは、”あなたに「数字がうまく」なってもらうことだ”と本文中に表現されているように会計について説明した本だ。
そして「数字がうまくなる」ための技法、ビジネス・会計・決算書の数字がうまくなる、について解説している。「数字がうまくなる」と店主1人で経営しているラーメン屋が食い逃げを防ぐためにアルバイトを雇わない理由がわかるようになる。