朝から強い雪風、家庭菜園の土を耕そうと予定していたが、寒さが半端ない。
仕方なく、予定を変更して買い物に出かけることにした。
買い物といっても買うのは食料品。
オミクロン株の流行も気になるので、食料調達以外の外出は自粛している。
丸一日予定が空いたので普段はあまり行くことのないスーパーへ出かけてみた。
目的は少し前に見つけて気に入ったプリンの購入。
「岩田のなめらかプリン」少し前に見つけた本格プリン
半年ほど前に、そのスーパーで見つけたのが「岩田のなめらかプリン」。
岩田養鶏場が作る新鮮卵を使った本格プリンだ。
内容量は85gと少し小さめだが、忘れられない口触りのプリンで妻のお気に入りになっている。
値段も180円以下で割安感があっていい。
品切れが多い様だが、スーパーに着くとショーケースの中に目的のプリンを発見した。
買い物かごに4つ入れると、隣に並んでいた変わったパッケージに目を奪われた。
この変わったネーミングのプリンはたぶん世界一濃厚なプリン
パケージには豚のイラストとともに「天国のぶた」と書かれている。
「これもプリン?」
パケージにはさらに「たぶん世界一濃厚なプリン」と書かれている。
「何!、何!、なに!」
俄然興味が湧いてきた。
ただ、値段は2000円近い。
4個入りなので一つ500円ほどだ。
買おうか、どうしようか迷っていると妻はさっさとレジに向かって歩き、早く来いとばかりに手招きをしている。
表情はどう見てもこの値段のものを買うことを許してくれそうにない。
岩田のなめらかプリンは妻のお気に入り
家に着くと妻はストーブで湯を沸かしいつもの様に紅茶を入れた。
昼間、僕は自分の居場所に行っているので良くわからないが
午後3時に紅茶を入れるのは妻の習慣の様だ。
「このプリン、紅茶と合う~」といってご満悦だ。
僕はというと、先ほどの「天国の・・」が気になっている。
「天国のぶた」を手に入れた
いつもの通り早めの夕食を終えるとお茶の時間に。
夕食後は中国茶(正確には台湾茶)を飲むことにしている。
高山茶、梨山茶、黒茶、東方美人の4種類を日替わりで順に飲むことにしている。
そしてダイニングテーブルには「天国のぶた」のプリンが置いてある。
帰宅後、僕の気持ちを察したのか妻が「あのプリン買いに行く?」といってくれたのだ。
ただ本当のところは妻は昼間買いそびれたジェラートが欲しかった様なのだ。
3時の紅茶の後、僕らは昼前に行ったあのスーパーを再び訪ねた。
そして「天国のぶた」は今、僕の目の前にある。
今度は中国茶と一緒に僕がこのプリンを頂く番だ。
パケージを開けると、まるでインク瓶の様な小さなガラスの容器が4つ。
・生半可な気持ちで食べるものではない
・天国に行っても思い出す味
・キスみたいな舌触り
・天国のぶた(イラスト入り)
大層な自信だ。
一口食してみる。
量こそ少ないが、その濃厚さはパンフレットにある通り、今まで経験したことのない味だ。
最初、あまりに小さなサイズに驚いたが、濃厚さを考えるとどこのプリンにも負けない強さを感じる。
むしろ滋養強壮の薬じゃないかと思えるほどだ。
ガラス瓶に入ったプリン
大きさはひと昔前のインク瓶の様だ。
中身は化学飼料を使っていない健康な玉子が極上のコクが濃厚だけでなく奥行きのある絶妙な味わいを実現している(とパンフレットに書いてある)。
アップルウオッチと大きさを比較してみた、
とても小さい。
みるからに濃厚そうな色だ。
岩田のなめらかプリン(岩田養鶏場)
群馬県の榛名山麓にある岩田養鶏場が作るプリン。
新鮮な卵を使った名前の通り、なめらかな舌触りが癖になる(最近では”沼る”というそうだが)プリン。
岩田養鶏場では赤玉の卵を中心に卵カステラや卵かけご飯専用醤油や少し値のはる黄金プリンも取り扱っている。
岩田養鶏場はオンラインストアも運営していて、なめらかプリン以外(値段が安いからだろうか)の品はネット注文もできる様だ。
天国のぶた(山高食品)
群馬県みどり市にある山高食品が作る絶品プリン。
パーケージに「たぶん世界一濃厚なプリン」と書かれている通り、上質卵を凝縮させた極上プリンだ。
そして何より目を引くのがこの商品名「天国のぶた」。
これを食べると天国に行った様な気分で食べ続け、アニメ「千と千尋の神隠し」にでてくる千尋の両親の様にぶたになってしまうのではないかと思いがちだが実はこの商品名、スペイン語で「トシーノ・デ・シエロ」を日本語でいうと「天国のぶた」という意味だそうだ。
この「トシーノ・デ・シエロ」はスペイン南部アンダルシア地方の伝統菓子で、卵の黄身だけで作られる濃厚なプリンだとパーケージに付属の説明書きに記されている。
そして、その味を作り出せたのは創業以来卵焼き一筋の「玉子屋やまたか」だからできたとある。