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【毎日が自由であることの喜び】リタイア後、一年経ってわかったこと

今年の8月でリタイアしてから一年が過ぎた。

正確には1年と3ヶ月だ。

63歳でリタイアした時は、開放感と同時に、不安も感じていた。

もともと再就職は考えてなかったが、少なくとも65歳くらいまでは働こうかと思っていたのだが、ある事情で予定より2年早くリタイアした。

リタイア後、やることが意外とある


定年前に職を離れることをアーリーリタイアという。

最近、徐々にその件数が増えているらしい。

ただ再就職を目的に会社を辞めることはリタイアとは言わないそうだ。

職を辞してあとは自由に暮らす、昔でいう隠居だ。


今の自分は職についていないので正式にリタイア。

ただ、実際にリタイアしてみると、事前に心配していたこと、不安に思っていた事がそれほどでもない事がわかった。

リタイア前の不安

リタイアする前は

⒈ 収入がなくなることで、生活が維持できるのか?
⒉ 世間との関わりがなくなり孤独を感じるのではないか?
⒊ ”毎日が日曜日”をどう過ごすのか、やることがなくて退屈するのではないか?

⒋ 平日にスーパーなど外出していると奇異な目でみられるのではないか?

など、様々な不安があった。

結論から言うと、一年強過ごしてみて、上の不安は大方なくなった。

リタイア前の不安は実際にはなくなる

ネットでリタイアについて調べてみたが実際にリタイアした世代(60代、70代、80代)は、リタイヤ前の世代(40代、50代)が感じているよりも穏やかに暮らしているという報告がある。

⒈の「収入がなくなることで、生活が維持できるのか?」
については、企業年金と特別支給の老齢厚生年金で過ごしている。

収入があるには越したことはないが、なければないなりになんとかなるものだ。


ドラマ「きのう何食べた?」(最近沼っているドラマ)の中で節約の限界を感じていたシロ

さんにケンジが言った言葉通りだ。

「あるお金でやりくりすればいいだけだよ」

確かにそのとおりだ。


リタイア後、一番の変化はスーパーやコンビニで商品の値段を気にするようになった事。

以前は大体の感覚で買い物をしていたが、今は一円単位まで計算している。

まあ、それが本来の姿なんだろうけどね。


そして食費の足しになればと家庭菜園を本格的に始めた。

ただ、菜園を作るにも意外と費用がかかる。

種や苗、肥料の購入代。

作るよりも買ったほうが安いん
じゃないかと思ったりもするが菜園作りはことのほか楽しいものだ。

時間が自由になったおかげで毎日の手入れを丁寧にする事ができる。

そのせいか収穫も順調だ。

作物も人間と同じでどれだけ丁寧に接するかで良くも悪くもなるものだ。


妻にも優しく接するように努めよう(これは決して嘘ではない、本当だ
)。


2の「世間との関わりがなくなり孤独を感じるのではないか?」

については、世間との関わりはそれほど大切なことか?ということに気づいた。

最低限必要な関わりはいやでも持つことになるが、あえて他者と関わることに意味を感じていない。

会社員時代の人間関係が懐かしいかといえばそれほどでもない。

むしろ、今は自由を感じる。


3の「毎日が日曜日をどう過ごすのか、やることがなくて退屈するのでは無いか?」

については、一番の心配事ではあったものの現役時代に休日のわずかな時間でしかできなかった事が、フルタイムでできるようになった。

現役時代には、何をするにも、もう少し休みがあればと思っていたはず。

それが現実になったというのが実感だ。

睡眠時間は現役時代の約2倍、夕飯も夕方早い時間に摂ることができるようになった。


4の「平日にスーパーなど外出していると奇異な目でみられるのではないか?」
については、自意識過剰に気づいた。

誰も人(小生)のことに関心など持っていないので、よほど変わった格好(スカートを履いたり、頭に風車でも刺していたり)でもしていない限り、奇異な目でみられることはない。

それに、自分が若くみられているんじゃないかというのは錯覚で、世間の人は僕のことを正しく「リタイアした人」としてみていると思う。

なので僕が平日にスーパーにいようが映画館にいようが河原にいようが誰も不思議に思ったりはしないのだ。

まとめ

リタイアしても生活はなんとかなるし、やる事がないという事態にはらない。
注)これは僕個人の場合

・生活費は「あるお金でやりくりすればいいだけ」。
・買い物は一円単位まで合計しながらすれば良い。

・食費を助けるつもりで始めた家庭菜園は意外と楽しく趣味にもなる。
・家のメンテナンスに土日に限らず自由な時間をあてる事ができるようになった。
・朝日が昇れば起き、日が沈めば夕食を食べ寝る、原始人に近い生活が送れる。

・平日にスーパーに買い出しに出ても誰も小生には関心がないので気にならない。


リタイア生活の一番のデメリットは収入がなくなること。

しかし、それ以上に全ての時間がプライベートに当てられるので今が人生で一番の素晴らしいステージだと思う。