巷でよく聞くのが、定年後に退職金で家のリフォームをしたという話。
確かに、ある程度まとまったお金を手に入れたらそれを元に、今までできなかったことに使うのは道理の叶ったことだと思う。
リフォームの他にも夫婦で海外旅行なんていうのも、人生のけじめも兼ねたイベントに退職金が当てられるのかもしれない。
ただ、ここでアドバイスしたいのは(えっ!いちいち指図されたくない?まあ当然ですが、このカテゴリーでは僕の体験を皆さんに紹介するというのをテーマにしているので、一応僕の話を聞いてください)、多少の出費は現役で給与収入があるときにやったほうが精神衛生上よろしいということです。
大きな出費は現役時代に済ませる
定年になっても再雇用や再就職で賃金収入があればもちろんその間のことをいっているのですが、要は 定年後に無職になった状態での出費は退職金があるとしても目減り感が半端ないということ。
減っていく貯金通帳を眺めてため息をつくなんてごめんです。
そうは言っても通帳の数字が減っていくのは確実なんですけどね。
月々の収入といえば、なけなしの退職金から捻出した企業年金と特別支給の老齢厚生年金(この名称、何とかならないものでしょうか、全く内容をイメージできません)だけ。
全くの雀の涙、その中からまとまった金額が消えていくのは切ないですね。
ほんと。
ちょっとお節介なアドバイス
現役時代でも退職後でも出費に変わりはないのだけれど、無職の状態である程度まとまったお金が減っていくのは、とにかく不安な気持ちになることだけは確かです。
そんなの関係ないよ、という人も確かにいると思いますが、現役時代、まだ収入が続いている状態でリフオームや旅行ができる方は是非そのときにやったほうがいいのではないかというのが、僕のお節介なアドバイスです。
僕の場合、現役時代に家のリフォーム(屋根と外壁の塗装)をやったのですが、「減った分は後〇〇ヶ月分の給与の中から補填すれば何とかなるかな」と思えたことで、安心することができました(錯覚でしたが)。
まあ、巷では「人生100年時代」だとか「老後に年金以外に2000万円が必要だ」とか勝手なことをいっていますが、現役時代に大きめの出費を完了して、それ以降は出ガネを極力抑えて生活するのも定年後の楽しい過ごし方かもしれません。
「貧乏を味わう」を実践する
卑屈になる必要はありませんね。
我が家の今の合言葉は「貧乏を味わう」※です。
※古今亭志ん生の言葉
ちょっと意味合いが違うかもしれませんが、この言葉がお気に入りになりました。
「貧乏はするもんじゃない、味わうもんだ」