定年後によく聞くのが「リタイアしたら妻と旅行をする」。
世の中の旦那方は定年後の妻との旅行は今まで苦労かけた罪滅ぼしだと思っているようだ。
妻は全てお見通しだ
旦那「今度、温泉にでも行こうか?」
妻「無理よ」
海外旅行にいたっては
旦那「定年で時間ができたからヨーロッパ旅行に行こうか?」
妻「時間はあるけど、あなたは今無職よ! 行けるわけないじゃない」
旦那の定年後、妻は「定年後には明るい未来がある」などと考えてはいない、どう生活をやりくりすれば良いかで頭を悩ませている。
今更、旦那と旅行なんて、浪費と面倒以外のなにものでも無い。
定年後に旅行しようなんて、旦那の都合でしかないのだ。
定年後の旅行は旦那の勝手な妄想
自分は仕事から解放されて少し時間が自由になった。
妻と旅行するのも気分転換にいいかなと自分本位に思っている。
今までの罪滅ぼしというのはただの詭弁だ。
妻はそんなことは”エブリシングお見通し”なのだ。
本当に旅行したいのなら、現役時代からそういう習慣を身につけた方が良い。
定年で自分に時間ができたから旅行しようなどというのは自分勝手と思われるだけなのだ。
助 言
定年後に妻と旅がしたいのなら妻からの提案を待つべきだ。
妻「ねえ、時間ができたんだから、前にいけなかった〇〇へ行って見ましょうよ」
旦那「そうだね、退職金からX Xだけ都合して行ってみようか」
このパターンのみが許される。
そしてこのパターンが成立するのは定年前の夫婦の過ごし方によるのは明らかだ。
ただ、夫は本当に妻には苦労かけたのだから、定年後は妻と一緒に旅行をしたいと願っていることだけは確かなことだと思う。
世の妻の皆さん、疲れ果てて定年を迎えた夫にもう少し優しくしてあげてください。
定年オヤジからのささやかなお願いです。
「コロナがなかったら世界一周クルーズの旅にでも連れて行くんだがなあ」とでも言ってみてはどうだろうか。ただし「どうせ、コロナで行けないのがわかってるから言ってるんでしょ!」と完全に読まれ、その後の夫婦関係が悪化したとしても当方は感知しないことは了解しておいてほしい。