定年を過ぎて、リタイアした皆さんには、”やり残したこと” はありますか。
「やり尽くしたからリタイアしたんだ!」という意見も、あるかとは思います。
ただ、ほとんどの人が 「○○をやっておけばよかったな」とか「いつかまた○○をやりたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな方のために、やり残したことに再挑戦するたの、やる気を高める方法を紹介します。
今現在、リタイアやシニアなんて、まだまだ先の事だと思っている若い人にも読んでいただきたい記事です。
何故ならば、必ずあなたシニアになるからです。それは、思いもよらぬ早さでやってきます。
僕のやり残したこと
以下は僕が、今までにやり残したと思っていることです。
11個ほどリストアップしてみました。
01 英語をネイティブ並みにものにする。
02 海外に駐在をする。
03 スペインのサンティアゴを巡礼する。
04 ラグビーワールドカップの試合を生で見る。
05 しまなみ街道を自転車で走る。
06 ポルトガルを個人旅行で旅をする。
07 イタリアのトスカーナ地方に少し長めに滞在する。
08 イギリスのウインダーミアーを再訪する。
09 サンセバスチャンのバルをハシゴする。
10 グライダーのライセンスを取得する。
11 航空特殊無線技士のライセンスを取得する。
すでに無理なこと、難しそうなこともあれば、すぐにでも、出来そうなこともあります。
実際、11番目の航空特殊無線技士の国家資格は今月、受験・合格しました。
これは、8年前に申請していて急遽入った出張で断念して以来ずっと気になっていました。
この資格は10番目のグライダーライセンスの取得に必須の免許なので、これがないと10も自動的に実行不能になります。
この受験では、何歳になっても物理的に許されるのであれば、実行は可能だということを実感しました(実際に試験官の方から年齢のことで感心されてしまいましたが・・・)。
気力(やる気)が最も大切な理由
では、これからこれらを実行するのに必要なことなんでしょうか。
年齢、体力、知力、経済状況、時間。
具体的な課題はいくつもありますが、一番大切なこと
それは 気力 だと思います。
やろうとする気持ち、その後に体力と知力がついてくるのだと思います。
やる気がなければ、どんなに条件が揃っても実行には移せません。
やり残したことを実行に移すには、”気力” が欠かせません。
気力(やる気)を出す方法
気力とはなんでしょうか。
気力とは、物事をやろうとする意思のこと。
やり残したことが多いのは、以前は時間やお金が自由ではなかったから、という言い訳はいくらでもできそうですが、実際には気力の問題ではなかったでしょうか。
どうしてもやりたいと思ったことは時間やお金があろうがあるまいが、実行していたのではないでしょうか。
つまり、”やり残したこと” のほとんどは、このやる気が十分に発揮できなかったことが原因だったと思います。
では、今、この気力を高めるにはどうしたら良いか。
やる気が出ない原因
気力がわかない(やる気が出ない)原因は色々あります。
主なものを6つ挙げてみました。
❶不規則な生活
❷疲れ(疲労が溜まっている)
❸やりがいがない
❹失敗を後悔してしまう
❺先送りしてしまう
❻姿勢が悪い
❶不規則な生活
普段の生活の乱れは、疲れを残すことになり、やる気の源になる脳内のドーパミンの分泌を著しく損ないます。
定年・リタイアすると何の束縛もなく、朝起きる時間も、食事の時間も自由になります。
そのため、今まで定期的に行っていた生活週間も思いつきでできるようになると、生活のサイクルが乱れてきます。
そうなるとやる気が損なわれる原因になるので、規則正しい生活を送ることが重要です。
❷疲れ(疲労が溜まっている)
疲れていては、やる気も何も出ません。
疲れを溜めないように気をつけましょう。
ただ、年齢を重ねていくと、今日の疲れはその日ではなく翌日以降に出ることもあるので要注意です。
❸やりがいがない
やることがない、やりがいのあることがない というのも気力を損なう大きな原因になります。
新しいことをして、自分をコンフォートゾーンに置くのが最良の方法ですが、やり残したことに目を向けるて挑戦するのも効果があります。
❹失敗を後悔してしまう
何かをやろうとして、失敗を恐れてしまうと気力は衰えてしまいます。
定年・リタイアした今だからこそ、仕事で関係者に迷惑をかけるわけでもなく、責任とそれに伴う影響は自分だけです。
今が、何も心配することなく、チャレンジができる最良の時と考えるべきでしょう。
❺先送りしてしまう
「まだいいか、もう少し先の予定でもいいや」こう思うのは人間が持つホメオスタシスという機能によります。
現状が変わるのを拒絶する現状維持機能が働くためです。
定年・リタイアした今はもう先送りするほど残りの人生は長くありません。
❻姿勢が悪い
一見、やる気とは関係のないように思いますが、姿勢は気持ちと大いに関係があります。
猫背で机に向かうのはやめましょう。
姿勢と気力(やる気)は大いに関係があります。姿勢によって、やる気を高めるホルモン・テストストロン が増えます。
逆に猫背など悪い姿勢を続けるとストレスホルモンのコルチゾールが増えて、やる気が失せてしまいます。
これらは、リタイア後に気をつけない事ですが、現役時代の課題でもあります。
そのために、”やり残したこと” になってしまったのではないでしょうか。
やる気を出す7の方法
それでは やり残したこと を実行に移すために、やる気を出すにはどうすればいいでしょうか。
7つの方法を紹介します。
一見どうでもいいようなことに思えますが、これが大事なのです。
①服装に頓着する
②姿勢を正す
③いつも笑顔でいる
④ポジティブに生きる
⑤一つのことに集中する
⑥睡眠を十分にとる
⑦楽しいことをする
①服装に頓着する
定年・リタイアして、誰とも会うこともないからと、朝から晩までスエットで過ごすのは、いただけません。
朝、活動を開始するときは、きちんとした服装に着替えましょう。
むしろ、仕事をしていた時よりも自分の好きな服装を選ぶことができるので、いっそ装いに凝ってみたらどうでしょうか。
心の持ちようも大きく変わると思います。
やる気が出るでしょう。
いつだったか、ある高齢のフランス料理店のオーナーが、シェフの服装に着替えると身も心もシュトするといっていたのを聞いたことがあります。
少し体調が悪い時でも身が引き締まったそうです。
それくらい、服装と気力(やる気)は重要な関係にあります。
②姿勢を正す
常にきちんとした姿勢でいること。
これも、気力を高めるためにはとても重要なことですし、見た目にもいいです。
とかく年齢を重ねていくと、背中は曲がり、歩く姿も醜くなりがちですが、常に姿勢に気をつけることでやる気もでるし、見た目も若くいられるでしょう。
③いつも笑顔でいる
笑顔も大切です。
いつも苦虫を潰したような表情をしていると、いつの間にか気力もなくなり、ただでさえ高齢者になっているので、キレジジイという称号まで授かりかねません。
笑顔でいると、生理学上もセロトニンというホルモンの分泌が促され心の安定に効果があるようです。
嫌なことがあっても、笑顔でいましょう。
④ポジティブに生きる
何事も前向きに考えましょう。
出来事は悲観的に考えようがポジティブに考えようが自由です。
考え方でものごとが変わるわけではないので、どうせなら全てのことを楽観的に考えましょう。
悲観的に思うよりも何十倍もいいはずです。
⑤一つのことに集中する(一度に色々なことをしない)
よくありがちなのが、焦りからか、いろいろなことを一度にしがちです。
Aをやってる間にBが気になり、挙げ句の果てにBが終わらないうちにCまで始めて、最後はどれも完了する前に飽きてしまう。
何かをするのなら一つ一つを終わらせるようにしましょう。
気力を保つ秘訣です。
⑥睡眠を十分にとる
睡眠時間をたっぷりとるのも気力の保持に重要なことです。
眠くて、疲れていたらやる気は起きません。
定年・リタイアしたら規則正しい生活とともに充分な睡眠時間は確保しましょう。
⑦楽しいことをする
そしてやる気を出すのに一番重要なのが、楽しいことをすること。
楽しいことをすると、やる気が出ますよね。
やり残したことが楽しいことならば、何も言う事はないですね。
やり残したことでも、楽しくないことはしなくてもいいですよ。
そんな余計なことまでするほど、残りの人生長くはないのですから。
まとめ:今からでもやり残したことはやるべき
やり残したことに後悔するのではなく、今からでも実行する事は可能です。
やる気を高めて、やってみましょう。
残された時間はわずかです。
自由な時間ができたのだから、やらない理由はないはず。
気力を高めてやってみましょう。
これが僕の出した結論です。