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【ビジネスマナー】最初の挨拶で予防線を張るのはやめましょう

✔︎ 何もわかりませんが、よろしくお願いします!
✔︎ I’m not good at English !
✔︎ つまらないものですが!


何かする前に、こんな枕詞を吐いて、最初から予防線を張るのってズルイと思いませんか。

よく見られたい、穏便にすませたい、という気持ちはわからないでもないですが、そろそろ、こういう習慣はやめませんか。

最初に予防線を張った物言いをすると結局は、自分の価値を下げてしまいます。

 

最初から予防線を張るのはいい加減やめましょう


何かする前に、必ず言い訳をする人がいます。

日本人特有の謙遜の習慣ですが、やりすぎは良くありません。

「何もわかりませんが、よろしくお願いします」

新入社員がよく使う言葉です。

入社早々、すべてわかっていたら先輩社員の立場がありません。

”何もわからなくて当然だろ!俺たちが丁寧に教えてやるからよ!” 

と先輩たちが手ぐすね引いて待っているのですから。

『〇〇出身の△△です。趣味は□□です。よろしくお願いします。』

くらいにしておきましょう。

I’m not good at English・・・

日本の会社で英語があまり得意でない人が、英語でプレゼンするときに間違いなく最初に発するのがこの言葉です。

それほど英語に自信がないのなら、最初から通訳を介してやってくれ!と言いたくなります。

スピーチの冒頭で ” I’m not good at English “と言うのは、やめましょう。

英語が得意じゃないのは、最初の一秒で相手にはわかりますから。

つまらないものですがお受け取りください

お世話になった方に、お礼の品をあげる時によく使う言葉です。

日本人の控えめな気質を表している謙遜表現ですが、額面通りに受け取ると

”つまらねーもん持ってくるんじゃねーよて言われても仕方がないかも。

これを海外で This is not good for you・・・・・・ とやった日には、

敵意丸出しと思われ関係は悪化すると思います。

行き過ぎた謙譲はデメリットばかり


日本人はつい、控えめな表現をしてしまいがちですが、言葉の底には「だから大目にみてくださいね」という予防線を張ることで、自分を安心させようとしてるんですね。

そもそも最近の日本人は謙譲表現がわからない

最近の日本の若い人は謙譲表現を使っても、その意味をわかってくれません。

ある意味、さっぱりしていて気持ちがいいのですが、理解されないのなら言うだけ無駄です。

場合によっては誤解され不愉快にさえなります。

例えば、極端な例ですが「自分はあまり賢くなので」と謙遜して言おうものなら

「あっ、この人はバカなんだ!」と思われます。

なので、気をつけてください。

国際社会では行き過ぎた謙譲は不要

先の”英語プレゼンのはなし”でしたように、大概の国では、謙譲表現は不要です(と思う)。

英語が完全じゃなくても、多くの非英語ネイティブの人たちは、堂々と話をします。

国際社会での謙譲は美徳でもなんでもありません。

むしろ、誤解を生むきっかけになるので気をつけましょう。

努力する代わりに謙譲表現で逃げている

謙譲表現を使うのは、まだ完全じゃやないけど、大目にみてほしいと宣言していることです。

裏を返すと、謙譲することで本来、成すべき努力を避ける口実になっています。

卑怯なことです。

気をつけましょう。

謙譲ばかりしていると努力を忘れる


謙譲は美徳のように思われていますが、やりすぎはよくありません。

時に謙譲は便利なもので、努力の免罪符になったりもします。

それが続くと、努力なんてしなくても大丈夫!と思うようになってしまします。

逆に能力があるのにないふりをしていると「この人、出来るのに、いつも自信なさそうに言ってる!」

あざとい人だ思われてしまいます。

謙譲ばかりしているとぬるま湯に浸かってしまい、そこから出られなくなる。

謙譲ばかりしているとそれが言い訳になって、本来達成すべき目標に向かう努力を放棄することになります。

I’m not good at Englishではなく、一日でも早く I’m good at Englishとなるように努力すべきところが、この便利な謙譲語を使うことで努力することから逃避できてしまいます。

この免罪符を使ったぬるま湯から出られなくなってしまいます。

気をつけましょう

謙譲でなく卑屈に聞こえる

また、能力があるにも関わらず、ある仕事を担当したときに「あまり自信はありませんが、やってみます」と言うのは余計な一言です。

やり遂げた時の評価を最大に見せたいという策に聞こえてしまいます。

「この人、あざとい」と思われるのがオチです。

自信過剰はあまり感心しませんが、謙遜しすぎると卑屈聞こえてしまいます。

ビジネスの世界では謙譲は不要です。

※自信過剰で思い出すのはかつての部下のこと。
「僕は優秀なので、大概のことはできます」と言う社員がいました。
しかし、仕事で成果を挙げたという場面に出会ったことは一度もありませんでした。
いまだに、あの自信はどこから来たのかと、不思議に思います。

まとめ 謙譲するのは控えめに


謙譲することは決して悪いことではありません。

問題は謙譲するべき場面とやりすぎに気をつける必要があります。


周りの人に不快感や誤解を生むような謙譲は今すぐやめてしまいましょう。

それよりも、謙譲する必要がないレベルに自分を高めることが一番です。


新入社員の挨拶には余計な言葉を挟む必要はありません。

一日も早く仕事を覚える努力をしてください。


英語でスピーチすることがあるのなら、誰が聞いても He(She) speakes English very well と思われるようにスキルアップしてください。

冒頭に I’m not good at English・・・なんて言う必要はありません。


人にモノをあげるときは 「あなたにぴったりの品を選んでみました、喜んでいただけたら嬉しいのですが」くらい言ってもいいでしょう。

同じモノをあげても、言い方一つであなたと相手の関係は良好になります。


僕自身あまり大した経験はしていませんが(←これがいらない言葉なんだけど)そう思います。