検索キーワード

【定年後の過ごし方】妻と折り合いをつける3つの方法

 定年を迎えて、さあこれから妻と一緒に第二の人生を楽しむぞ、と思っている方も多いのではないでしょうか。

 「これからはずっと一緒に過ごせて嬉しいわ、もう昼間も一人じゃなくていいのね」なんていう、妻の言葉を期待しているとしたら、それは全くの妄想です。

 収入がなくなった亭主など、その辺のゴミと一緒で、そばにいるだけでうっとおしいというのが本音でしょう。

 この記事では定年後にどう妻と折り合いをつけたらいいのかを3つの項目に沿って検証してみます。これを実施できたら、きっとあなたは定年後の生活を輝きを持って、過すことができるでしょう。

会社員時代を思い出してください。どんなに理不尽なことにも我慢してきたあなたなら必ず実施することができるはずです。

夫がしがちな定年・リタイア後の誤解

 定年・リタイア後は、今まで苦労かけた妻に恩返しをするのだと、「今まで苦労かけたから、今度海外旅行にでも、行こうか?」と旅行に誘ってみる。「わー嬉しい。ずっと前から行きたいと思っていたのよ。海外!」などという反応を期待していたら、あなたは救いようのないアホです。

 妻は、すでに収入(給与振込)のない夫のことは、粗大ゴミ、いや自分の陣地を侵略する敵だとさえ思っています。

 友人とならともかく、夫と旅行、ましてや海外などあり得ません。百歩譲って国内の温泉であったとしても考えは同じです。さらに、海外旅行でも、の ”でも” とは何だ!と言葉の端まで難癖をつけられるのがオチです。

 あ~一体いつからこんなんことになってしまったのだろうか。夫はこう嘆きますますが、そもそもの原因は夫にあるのは確かなようです。

 家族のためにいろいろなことを今まで我慢して働いてきたのだというのは夫の身勝手な思い込み。

 家族のために働くのは当たり前なのです。決してそれを家族、特に妻に恩着せがましく言ったり、思ったりしてはいけません。

 家庭を持った時点で家族を養うことは法律でもきちんと定義されています。

 ※民法 第752条で「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定められています。 夫婦の相互協力扶助義務を表しています。配偶者に対して「生活保持義務」と「生活扶助義務」の扶養義務があるということです。

妻からみた夫の定年・リタイア

 妻は夫の定年・リタイアをどう思っているのでしょうか。

 まず第一に定年すれば退職金がもらえると考えるはずです。

 次に退職金の金額によっては妻の態度が変わるはずだと夫は考えますが、少なければ、何故だと叱責され、多くても(稀ですが)妻の機嫌が良くなるとは限りません。

 妻はこのお金をもとにどうしたものかと考え始めます。

 このお金で夫と海外旅行に行きたいなどとは決して考えません。

 お金を管理する仕事がさらに増えたとネガティブな発想になるはずです。決して夫が自由に使えることはありません。

 次に夫の定年・リタイアで家にいるようになるのをどう阻止しようか考えるはずです。

 夫に趣味があれば、「ねえ、もっと趣味に熱中してみたら」などと言います。本心は、趣味のためにどこかに行って欲しいと思っています。なので、家でできる模型製作などの趣味は完全に否定します。

 夫が外に出るきっかけを探します。ただしお金がかかることは決して勧めません。

 それでも勧めるめるべき趣味が思いつかない場合は、「家にずっといても刺激がないでしょう、あなたの才能を埋れさせるのは勿体ないから、どこかで働いてみたら」と再就職を勧めてきます。

 とにかく、夫の定年・リタイアは妻にとっては大迷惑なことなのです。

3つの対応策

 この問題を解消する対応策は3つあります。

 リタイア後の人生を豊かに過ごすには妻との良好な関係を築く(続ける?)ことが重要です。それを実現するためには次の項目を必ず実施することです。

 ⒈ 妻の生活圏には決して侵入しない。
 ⒉ 妻を落胆させるような身なり、態度は決して取らない。
 ⒊ どんなに妻に腹がたっても決して怒らない。

 これが妻との良好な関係を保つ条件です。

妻の生活圏には決して侵入しない事

 妻は、あなたが定年・リタイアする前から家のあるじなのです。

 朝食の支度を整え、あなたや子供を会社や学校に送り出し、掃除、洗濯を済ませればそこは妻一人のパラダイスなのです(専業主婦の場合ですが)。

 そのかけがえのない空間に、定年・リタイアしたからと勝手に居座り、これからはのんびりするのだと言いながらゴロゴロして、挙げ句の果てに「お昼は何?」などと言おうものなら、夫は単なる妻の生活圏を犯す侵略者として扱われます。

 間違えても、妻と一緒に1日を過ごそうと思ってはいけません。可能であれば、どんな仕事であっても再就職して昼間は外に出ましょう。それが無理なら、何処でも、どんな事でもいいので家をあけましょう。

 妻は夫にずっと外にいて欲しいと思っているのですが、それが無理ならば、ならせめて昼間だけでも、どこかで過ごして、夜になったら家に帰るようにしましょう。

 夕ご飯はきっと作ってくれると思います。なぜなら今までやってきた事ですから。

妻を落胆させるような身なり、態度は決して取らない。

 妻が、定年・リタイアした夫にがっかりする理由に、見栄えがあります。

 会社に行かなくなるとどうしても夫は生活がだらしくなります。服装も無頓着になってしまいます。一日中、パジャマでいたり、スエットでいたりします。そうすると、服装だけでなく顔の締まりもなくなってきます。

 妻は以前はもう少しシャキッとしていたのに(妄想です、昔も今もそう変わっていません)いまはどうしてこんなになってしまったのだろうと落胆します。

 何事に対しても覇気がないと決めてかかります。おまけに「なんで、そんなタニシみたいな目をしてるの?」なんてことも平気で言うようになります。

 定年・リタイアしても服装には気をつけましょう。そして会社員時代を思い出しキリッとした態度をとるようにしましょう。

どんなに妻に腹がたっても決して怒らない。

 定年・リタイアしてずっと家にいると妻は細かなこことを指摘してきます。

 靴下の脱ぎ方や身の回りの片付け、歩き方さえ注文をつけてきます。

 そんな時は決して逆らわないようにしましょう。

 そして絶対に怒ってはいけません。

 自分に非がなくても、すぐに謝りましょう。理不尽だと感じてもそうしてください。

 妻は、怒りたいことがあってあなたに文句をいうのではありません、怒りたい時があるので文句をいうのです。

 理屈ではありません、なので決して怒ってはいけません。

まとめ

 そもそもが、定年・リタイアしたら妻との関係を良好なものにしたいと考えるのは間違えています。

 定年になる前から、妻とは良好な関係になるように務めていなくてはなりません。

 全ては、先送りが原因です。

 その結果、自分が定年になったから、時間ができたから、妻と一緒に旅行をしようなどというのは夫の身勝手な理屈です。夫側の視点でしかありません。

 定年になろうが、なるまいが、日頃から妻と旅行に行ったり、話をしましょう。

 定年になってからと、先送りしては絶対にうまく行きません。

 そうは言ってもすでに定年・リタイアしてしまった人は昔に戻れないので、自分勝手な気持ちは抑えて、妻ともう一度正面から接してみましょう。

 「そんな顔なんか見たくない 昔はもうちょっとマシだったのに」と言われても、じっと我慢して妻の思い通りに生活してみましょう。

 会社員の生活から解放されて、「やっと我慢する必要がなくなったと思っていたのに」と、ボヤいても仕方がありません。

 事を先送りしたあなたが悪いのですから。